ポルトガル共和国

ポルトガル共和国(República Portuguesa)は、南西ヨーロッパに位置する国で、イベリア半島の西端にあります。大西洋に面し、南部には美しい海岸線が広がります。首都はリスボンです。

ポルトガル共和国の基本情報

  • 首都: リスボン(Lisboa)はポルトガルの首都であり、最大の都市です。リスボンは歴史と現代が融合した魅力的な都市で、多くの観光名所があります。
  • 面積:ポルトガルの総面積は約92,090平方キロメートルです。
  • 人口:ポルトガルの人口は約1,020万人(2025年時点)です。
  • 言語:ポルトガルの公用語はポルトガル語です。
  • 通貨:ポルトガルの通貨はユーロ(EUR)です。
  • 歴史:ポルトガルの歴史は非常に古く、ローマ帝国時代にさかのぼります。中世にはポルトガル王国として独立し、15世紀から16世紀にかけての大航海時代には、世界中に植民地を築く大国として繁栄しました。その後、共和制に移行し、1974年のカーネーション革命で独裁政権が終わり、現在の民主主義国家となりました。
  • 自然:ポルトガルは、多様な自然景観を持つ国です。大西洋に面した美しいビーチや、アゾレス諸島やマデイラ諸島などの島々、内陸部には広大な平原や山脈があります。ドウロ川沿いのワイン生産地域も有名です。
  • 文化:ポルトガルの文化は、音楽、料理、建築で世界的に知られています。特にファドと呼ばれる伝統的な音楽は、ポルトガルの魂を表現したものとして評価されています。また、ポルトガル料理はシーフードやポルトガルワインが特徴です。さらに、多くの歴史的な建築物や遺跡が点在しており、ユネスコの世界遺産に登録されている場所も多くあります。

ポルトガル共和国の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:14 自然遺産:1 複合遺産:0

アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの町の中心地区
■文化遺産 / 1983年
アングラ・ド・エロイズモは、15世紀から19世紀にかけて新大陸やアフリカとヨーロッパを結ぶ中継地として繁栄した歴史的な港町です。1983年には、その歴史的な景観と建造物群が世界遺産に登録されました。

リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔
■文化遺産 / 1983年
ジェロニモス修道院とベレンの塔は、16世紀に建設されたマヌエル様式の建築物で、大航海時代のポルトガルの栄華を象徴しています。ジェロニモス修道院は、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓を記念して建設され、ベレンの塔はテージョ川の船の出入りを監視する要塞として建てられました。1983年にユネスコの世界遺産に登録されました。

バターリャの修道院
■文化遺産 / 1983年
バターリャ修道院は、1385年のアルジュバロータの戦いでカスティーリャ軍に勝利したことを記念して、ジョアン1世が建設を命じた修道院です。正式名称は「サンタ・マリア・ダ・ヴィトリア修道院」で、ポルトガルの後期ゴシック建築とマヌエル様式が融合した壮麗な建築物です。1983年にユネスコの世界遺産に登録されました。

トマールのキリスト教修道院
■文化遺産 / 1983年
トマールのキリスト教修道院は、12世紀にテンプル騎士団によって建設されました。14世紀にテンプル騎士団が解散した後、ポルトガルではキリスト騎士団として再編され、この修道院がその本拠地となりました。修道院は、ロマネスク様式、ゴシック様式、マヌエル様式、ルネサンス様式など、さまざまな建築様式が融合した壮麗な建物です。1983年にユネスコの世界遺産に登録されました。

エヴォラ歴史地区
■文化遺産 / 1986年
エヴォラ歴史地区は、古代ローマ時代からの歴史を誇り、15世紀にはポルトガル王も滞在することが多く、16〜18世紀に文化都市として発展しました。1986年にユネスコの世界遺産に登録されました。エヴォラは「博物館の町」とも呼ばれ、様々な時代の建築物が共存しています。

アルコバッサの修道院
■文化遺産 / 1989年
アルコバッサ修道院は、1178年にポルトガル初代国王アフォンソ1世の命により建設が始まりました。シトー会の修道院で、ポルトガル最古のゴシック様式の建築物です。1989年にユネスコの世界遺産に登録されました。修道院は、ペドロ1世とその愛妾イネス・デ・カストロの悲恋物語で有名です。

シントラの文化的景観
■文化遺産 / 1995年
シントラの文化的景観は、1995年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、12世紀から19世紀にかけての様々な建築様式が融合した美しい景観が特徴です。特に、ペーナ宮殿やシントラ宮殿などの歴史的建造物が有名で、ゴシック、ルネサンス、マヌエル様式などが調和しています。

ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院
■文化遺産 / 1996年
ポルト歴史地区は、ローマ時代から続く歴史的な都市で、14世紀から15世紀にかけての大航海時代に栄えました。1996年にユネスコの世界遺産に登録され、2016年にはルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院が追加されました。ポルトは、ヨーロッパの海商都市として1000年以上にわたる発展を示す重要な証拠を残しています。

コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロックアート遺跡群
■文化遺産 / 1998年
この世界遺産は、旧石器時代の岩絵が描かれた遺跡群で、1998年にポルトガルのコア渓谷が単独で世界遺産に登録され、2010年にスペインのシエガ・ヴェルデが拡張登録されました。これらの岩絵は、約2万年前から1万年前にかけて描かれたもので、動物や人物、抽象的な図像が描かれています。

マデイラ諸島のラウリシルヴァ
■自然遺産 / 1999年
ラウリシルヴァは、マデイラ島の北側に広がる照葉樹林の原生林で、1999年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。この地域は氷河期の影響を受けず、現代まで照葉樹林が残る貴重な地域となっています。

ギマランイス歴史地区
■文化遺産 / 2001年
ギマランイス歴史地区は、ポルトガルの初代国王アフォンソ・エンリケスが生まれた地として知られ、「ポルトガル発祥の地」とも呼ばれています。この地区は中世の町並みを色濃く残しており、2001年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

アルト・ドウロ・ワイン生産地域
■文化遺産 / 2001年
アルト・ドウロ・ワイン生産地域は、2001年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、2000年以上にわたってワイン生産が行われており、特にポートワインの生産地として世界的に有名です。段々畑が広がる美しい景観と、伝統的なワイン造りの技術が評価されています。

ピーコ島のブドウ園文化の景観
■文化遺産 / 2004年
ピーコ島のブドウ園文化の景観は、2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、15世紀から続く伝統的なブドウ栽培とワイン生産の技術が評価されています。溶岩を積み上げた石垣で風を防ぎ、溶岩の割れ目にブドウの苗木を植える独特の方法が特徴です。

国境防備の町エルヴァスとその要塞群
■文化遺産 / 2012年
エルヴァスの国境防備の町とその要塞群は、2012年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、17世紀から19世紀にかけて建設された防衛施設が評価されています。エルヴァスは、ポルトガルとスペインの国境を守るための重要な拠点であり、星型の塁壁や要塞が特徴です。

コインブラ大学?アルタとソフィア
■文化遺産 / 2013年
コインブラ大学は、1290年に設立されたポルトガルで最も歴史のある大学です。コインブラ大学−アルタとソフィアは、伝統的なアカデミックな文化と歴史を保持しており、2013年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、中世から近代にかけての建築物や学術施設が集まっています。

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