
エストニア共和国(Estonia)は、北ヨーロッパのバルト海に面した小さな国です。以下は、エストニアの基本情報です。
エストニア共和国の基本情報
- 首都: タリン(Tallinn): エストニアの首都で、バルト海に面した美しい旧市街がユネスコの世界遺産に登録されています。
- 面積:約45,227平方キロメートル。これは、北海道とほぼ同じ大きさです。
- 人口:約130万人。小さい国ですが、その文化や歴史は非常に豊かです。
- 言語:エストニア語が公用語です。フィンランド語に近い言語です。英語も広く話されており、特に若い世代では一般的です。
- 通貨:ユーロ(EUR): エストニアは2011年にユーロを導入しました。
- 歴史:エストニアは13世紀からドイツ騎士団、スウェーデン、ロシア帝国の支配を受けました。1918年に独立を宣言しましたが、第二次世界大戦後にはソビエト連邦に編入され、1991年に独立を回復しました。
- 自然:エストニアは自然が豊かで、国土の約半分が森林で覆われています。湖や島々も多く、自然保護区や国立公園もたくさんあります。夏は温暖で、冬は寒冷な気候です。
- 文化:エストニアの文化は伝統的な音楽、舞踊、工芸品などが特徴です。毎年開催される「歌と踊りの祭典」は、エストニアの文化を象徴する重要なイベントで、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。また、エストニアの建築や美術も独自の特徴を持っています。
エストニア共和国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:2 自然遺産:0 複合遺産:0

タリン歴史地区(旧市街)
■文化遺産 / 1997年
タリン歴史地区は、1997年にユネスコの世界遺産に登録された文化遺産です。この地区は13世紀から16世紀にかけてハンザ同盟の都市として栄え、多くの歴史的建造物が残っています。旧市街は城壁に囲まれ、中世の雰囲気を色濃く残しています。

シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群
■文化遺産 / 2005年
シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群は、19世紀に天文学者フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェによって設置された三角測量地点の連なりです。これにより、地球の大きさと形状を正確に測定することができました。全長は約2820kmに及び、ノルウェーのハンメルフェストから黒海まで続いています。エストニア国内では、タルトゥ旧天文台などが含まれています。