
マルタ共和国(マルタきょうわこく)は、地中海の中央部に位置する小さな島国で、豊かな歴史と文化を持っています。
マルタ共和国の基本情報
- 首都: バレッタ:マルタの首都であり、主要な都市です。バレッタは歴史的な建物や観光スポットが多く、特にバレッタ要塞や聖ヨハネ大聖堂が有名です。
- 面積:マルタ共和国の面積は約316平方キロメートルです。
- 人口:マルタ共和国の人口は約52万人(2023年推計)です。
- 言語:マルタ共和国の言語はマルタ語、英語です。
- 通貨:マルタ共和国の通貨はユーロ(EUR)です。
- 歴史:マルタの歴史は非常に古く、紀元前約5000年の新石器時代から人々が住んでいました。フェニキア人、ローマ人、アラブ人、ノルマン人、そして聖ヨハネ騎士団など、多くの文明が影響を与えました。1565年の大包囲戦で聖ヨハネ騎士団がオスマン帝国を撃退し、その後フランスやイギリスの支配を経て、1964年に独立しました。
- 自然:マルタは美しい自然環境に恵まれています。地中海性気候で温暖な気候が特徴です。青い海と美しいビーチが広がり、特にブルーグロットやゴゾ島の海岸は観光名所として人気です。
- 文化:マルタは豊かな文化遺産を持ち、音楽、舞踊、文学、美術などが発展しています。特にマルタの伝統音楽や舞踊、工芸品は興味深いものがあります。また、マルタ料理は地中海料理の影響を受け、新鮮な魚介類や地元の食材を使った料理が特徴です。ラビオリの一種である「リクータピエナ」や「フィリクス」などが有名です。
マルタ共和国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:3 自然遺産:0 複合遺産:0

ハル・サフリエニ地下墳墓
■文化遺産 / 1980年
ハル・サフリエニ地下墳墓は、紀元前4000年から2500年頃にかけて利用されていた地下構造物で、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地下墳墓は、三層構造で38室の石室があり、約7000体の人骨が発見されています。元々は宗教的な聖域として建設されましたが、後に共同墓地として利用されました。

ヴァレッタ市街
■文化遺産 / 1980年
ヴァレッタ市街は、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、16世紀に聖ヨハネ騎士団によって建設され、ルネサンス様式の建築物が多く残っています。ヴァレッタは、オスマン帝国との戦いに備えて要塞化され、碁盤の目のような都市設計が特徴です。

マルタの巨石神殿群
■文化遺産 / 1980年
マルタの巨石神殿群は、紀元前3600年から紀元前2500年頃に建設された先史時代の神殿で、世界最古のフリースタンディング(独立した)建築物とされています。これらの神殿は、巨大な石灰岩のブロックを用いて建設され、宗教的な儀式や祭祀の場として使用されました。1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。