
アフガニスタン・イスラム共和国(Islamic Republic of Afghanistan)は、中東と南アジアの交差点に位置する内陸国です。
アフガニスタン・イスラム共和国の基本情報
- 首都: カブール (Kabul)
- 面積:約652,230平方キロメートル
- 人口:約3,880万人(2021年の推定)
- 言語:ダリー語(ペルシャ語の方言)とパシュトー語が公用語です。その他、多くの民族が自分たちの言語を話します。
- 通貨:アフガニ (AFN)
- 歴史:アフガニスタンは、長い歴史の中で多くの王朝や帝国の統治を受けてきました。20世紀には、1979年にソビエト連邦が侵攻し、1989年に撤退しました。その後、1996年にはタリバンが政権を掌握し、2001年にアメリカ合衆国主導の連合軍によりタリバン政権が崩壊しました。現在も、政治的な不安定さが続いています。
- 自然:アフガニスタンは山岳地帯が広がっており、ヒンドゥークシュ山脈が有名です。また、砂漠地帯や緑豊かな渓谷も存在します。
- 文化:アフガニスタンの文化は、多様な民族と豊かな歴史に根ざしています。音楽、ダンス、詩などの伝統芸術が重要な位置を占めています。特に詩は、ダリー語とパシュトー語の両方で盛んに行われており、著名な詩人も多く輩出しています。また、アフガニスタン料理は、肉料理やパン、スパイスを使った料理が特徴です
アフガニスタン・イスラム共和国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:2 自然遺産:0 複合遺産:0

ジャムのミナレットと考古遺跡群
■文化遺産 / 2002年
ジャムのミナレットは、12世紀にゴール朝のスルターン、ギヤースッディーン・ムハンマドによって建造されたとされる高さ65メートルの尖塔です。このミナレットは青いタイル装飾やクーフィー体アラビア文字の刻印が特徴的で、ゴール朝時代の建築技術の傑作とされています。

バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群
■文化遺産 / 2003年
バーミヤン渓谷は、アフガニスタン北部に位置する歴史的な地域で、ユネスコの世界遺産に登録されています。この地域は、古代の遺跡や文化的景観が豊富で、多くの歴史的価値を持っています。