石窟庵と仏国寺
■文化遺産 / 1995年
石窟庵と仏国寺は、新羅時代（約8世紀）に建立された仏教遺跡です。この地域はかつて新羅の都であり、宰相の金大城によって建立されました。石窟庵は前世の父母のため、仏国寺は現世の父母のために建てられたと言われています。1995年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

八萬大蔵経の納められた伽?山海印寺
■文化遺産 / 1995年
海印寺大蔵経板殿は、高麗時代に作られた「高麗八万大蔵経」の版木を収蔵するために建てられた建物です。この版木は、モンゴル軍の侵攻に対する祈りとして作られました。1995年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

宗廟
■文化遺産 / 1995年
宗廟は、李氏朝鮮王朝の初代王である李成桂（イ・ソンゲ）から第25代王である高宗（コ・ジョン）までの歴代国王とその妃たちの陵墓が集まる場所です。1995年にユネスコの世界遺産に登録されました。

昌徳宮
■文化遺産 / 1997年
昌徳宮は、14世紀後半から20世紀まで続いた朝鮮王朝の古宮の一つです。ユネスコの世界文化遺産にも登録されており、保存状態が優れています。自然と建築が調和した美しい景観が魅力です。

華城
■文化遺産 / 1997年
華城は、18世紀初頭に建設された韓国の歴史的な石造りの城郭です。この城は、李氏朝鮮第22代国王・正祖（チョンジョ）によって建設されました。正祖は、父である正宗（チョンジョン）の悲劇的な死を悼み、父の名誉を回復するために華城を建設しました。

慶州歴史地域
■文化遺産 / 2000年
慶州歴史地域は、紀元前1世紀から10世紀にかけて栄えた新羅王朝の首都であり、多くの古墳や仏教関連の遺跡が残る地域です。この地域は「屋根のない博物館」とも呼ばれ、新羅時代の文化と歴史を今に伝える重要な場所です。

高敞、和順、江華の支石墓群跡
■文化遺産 / 2000年
この世界遺産は、紀元前1世紀から紀元後4世紀にかけて築かれた支石墓群で、古代の墓地の構造と文化を示しています。支石墓は、巨大な石を積み上げて作られたもので、その形状や配置は地域ごとに異なります。

済州火山島と溶岩洞窟群
■自然遺産 / 2007年
済州火山島は、漢拏山（ハルラサン）を中心とした火山島で、2007年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。漢拏山は標高1950mの韓国最高峰であり、島全体が火山活動によって形成されています。済州火山島は、漢拏山自然保護区、拒文岳溶岩洞窟系、城山日出峰の3つの主要エリアで構成されています。

朝鮮王朝の王墓群
■文化遺産 / 2009年
朝鮮王朝の王墓群は、1392年から1910年にかけて李氏朝鮮の歴代王や王妃が埋葬された墓地群です。これらの王墓は、儒教の信仰に基づく先祖崇拝の伝統を示しており、2009年にユネスコの世界遺産に登録されました。王墓は風水の原則に従って配置され、自然環境との調和が図られています。

韓国の歴史的集落群：河回と良洞
■文化遺産 / 2010年
河回村と良洞村は、李氏朝鮮時代（1392〜1897年）に建造された代表的な氏族村（同族集落）です。これらの村は、儒教文化と風水の原則に基づいて設計され、李氏朝鮮時代の貴族である両班（ヤンバン）の伝統的な生活様式を保存しています。2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。

南漢山城
■文化遺産 / 2014年
南漢山城は、1624年から1626年にかけて李氏朝鮮時代の仁祖によって築かれた山城です。戦略的な防御拠点として利用され、特に1636年の丙子の役で清の侵略に対抗するために使用されました。2014年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

百済歴史地域
■文化遺産 / 2015年
百済歴史地域は、4世紀から7世紀にかけて朝鮮半島西側で栄えた百済王朝の遺跡群です。2015年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この地域には、古墳群、王宮、城塞などが含まれており、百済の歴史と文化を今に伝えています。