フィリピン共和国（フィリピンきょうわこく）は、東南アジアに位置する群島国家で、7,000以上の島々から成り立っています。
フィリピン共和国の基本情報
- 首都： マニラ：フィリピンの首都であり、政治、経済、文化の中心地です。大都市圏のメトロ・マニラは多くの歴史的建物や観光スポットがあります。
- 面積：面積: 約300,000平方キロメートル
- 人口：人口: 約1億1,000万人（2023年推計）
- 言語：公用語: フィリピン語（タガログ語）、英語
- 通貨：通貨: フィリピン・ペソ（PHP）
- 歴史：フィリピンの歴史は古く、14世紀にはイスラム教のスルタン国が繁栄しました。16世紀にスペインの植民地となり、300年以上続きました。その後、米西戦争を経てアメリカの統治下に置かれ、第二次世界大戦後に独立を果たしました。
- 自然：フィリピンは多様な自然環境に恵まれており、美しいビーチや熱帯雨林、火山、サンゴ礁があります。特にボラカイ島、パラワン島、バナウエ棚田などが観光地として有名です。また、多くの国立公園や自然保護区があります。
- 文化：フィリピンは豊かな文化遺産を持ち、特にスペインとアメリカの影響を受けています。フィリピンの伝統音楽や舞踊、工芸品は非常に魅力的です。また、フィリピン料理は多様で美味しく、アドボ、シニガン、レチョンなどが代表的です。フィリピンの祭りも多彩で、特にシヌログ祭やアティ・アティハン祭が有名です。
フィリピン共和国の世界遺産
世界遺産数：文化遺産：３ 自然遺産：３ 複合遺産：０
トゥバタハ岩礁自然公園
■自然遺産 / 1993年
トゥバタハ岩礁自然公園は、1993年にフィリピン初のユネスコ世界遺産（自然遺産）に登録され、2009年に登録範囲が拡大されました。この公園は、2つの岩礁と大きな珊瑚礁から成り、東南アジア最大級の珊瑚礁を誇ります。
フィリピンのバロック様式教会群
■文化遺産 / 1993年
フィリピンのバロック様式教会群は、16世紀から18世紀にかけてスペイン人によって建造された教会で、1993年にユネスコの世界遺産に登録されました。これらの教会は、フィリピンの地理的条件に合わせて設計され、地震や台風に耐えられるように工夫されています。
フィリピン・コルディリェーラの棚田群
■文化遺産 / 1995年
コルディリェーラの棚田群は、2000年以上の歴史を持つ棚田で、1995年にユネスコの世界遺産に登録されました。これらの棚田は、山岳民族イフガオ族によって手作業で造成され、持続可能な農業システムとして評価されています。
古都ビガン
■文化遺産 / 1999年
ビガンは1574年に建設され、16世紀からのスペイン統治下で商業、貿易の拠点として栄えました。スペイン、中国、ラテンアメリカの影響を受けたユニークな街並みが残っており、1999年にユネスコの世界遺産に登録されました。
プエルト-プリンセサ地下河川国立公園
■自然遺産 / 1999年
この国立公園は、1999年にユネスコの世界遺産に登録されました。全長8.2kmの地下河川が特徴で、洞窟内を流れるこの河川は、潮の干満の影響を受ける独特の生態系を持っています。また、2011年には「新・世界七不思議 自然版」にも選ばれました。
ハミギタン山地野生生物保護区
■自然遺産 / 2014年
ハミギタン山地野生生物保護区は、2014年にユネスコの世界遺産に登録されました。標高1,637メートルのハミギタン山を中心に、約16,923ヘクタールの広大なエリアが保護されています。この地域は、フィリピン国内でも有数の多様な生態系を持ち、特に固有種や絶滅危惧種が多く生息しています。
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