
モンゴル国(モンゴルこく)は、中央アジアと東アジアに位置する内陸国で、広大な草原と歴史的な遊牧文化で知られています。
モンゴル国の基本情報
- 首都: ウランバートル:モンゴルの首都であり、最大の都市です。ウランバートルは政治、経済、文化の中心地で、多くの歴史的建物や観光スポットがあります。
- 面積:面積: 約1,564,116平方キロメートル
- 人口:人口: 約330万人(2023年推計)
- 言語:公用語: モンゴル語
- 通貨:通貨: トゥグリグ(MNT)
- 歴史:モンゴルの歴史は非常に古く、13世紀にはチンギス・ハーンによってモンゴル帝国が築かれました。モンゴル帝国は世界最大の陸上帝国として広がり、多くの文化や技術を影響を与えました。20世紀にはソビエト連邦の影響下に入り、1990年に民主化が進み現在のモンゴル国が成立しました。
- 自然:モンゴルは豊かな自然環境に恵まれています。広大な草原やゴビ砂漠、アルタイ山脈など多様な地形があります。また、ホスタイ国立公園やテレルジ国立公園など、多くの自然保護区があり、野生動物も豊富です。
- 文化:モンゴルは独自の遊牧文化を持ち、音楽、舞踊、工芸品などが発展しています。特にモンゴルの伝統的な音楽であるホーミーや馬頭琴の演奏が有名です。また、ナダム祭りはモンゴル最大の祭りで、競馬、弓術、レスリングなどの伝統的な競技が行われます。モンゴル料理は肉や乳製品を多く使った料理が特徴で、特にボーズやホーショールが代表的です
モンゴル国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:3 自然遺産:2 複合遺産:0

オヴス・ヌール盆地
■自然遺産 / 2003年
オヴス・ヌール盆地は、ユネスコの世界遺産に登録されている自然遺産です。この地域は、古代湖であるオヴス・ヌール湖を中心に、さまざまな自然環境が存在しています。世界で最も北に位置する砂漠や砂丘、ステップ、落葉樹の森林、湿地、ツンドラなどが見られます。

オルホン渓谷文化的景観
■文化遺産 / 2004年
オルホン渓谷は、広大な牧草地帯に6世紀から13世紀にかけての遺跡が点在する文化的景観です。この地は、突厥、ウイグル王国、モンゴル帝国などの遊牧民族の歴史的な拠点であり、彼らの文化や宗教の中心地として機能しました。2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。

モンゴル・アルタイ山系の岩絵群
■文化遺産 / 2011年
モンゴル・アルタイ山系の岩絵群は、紀元前11000年から西暦9世紀までのおよそ12000年間にわたって描かれた岩絵群です。この岩絵群は、北アジアの生活様式や周辺環境の変遷を示す貴重な文化遺産として評価されています。2011年にユネスコの世界遺産に登録されました。

大ボルハン・ハルドゥン山とその周辺の聖なる景観
■文化遺産 / 2015年
大ボルハン・ハルドゥン山は、2015年にユネスコの世界遺産に登録されました。この山は、モンゴル帝国を築いたチンギス・ハーンの生誕地とされ、彼の霊廟があるとも言われています。この地域は、古くからシャーマニズムと仏教が融合した山岳信仰の聖地とされてきました。

ダウリアの景観群
■自然遺産 / 2017年
ダウリアの景観群は、2017年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。この地域は、半乾燥気候の草原地帯であり、乾季と雨季の気候変動によって多様な生態系が形成されています。絶滅危惧種や渡り鳥の重要な生息地としても評価されています。