オーストラリア連邦

オーストラリア連邦は南半球に位置し、世界で6番目に大きい国です。一つの大陸を成しており、独特の生態系と多様な文化を持っています。

オーストラリア連邦の基本情報

  • 首都: 首都はキャンベラです。キャンベラは計画都市として建設され、オーストラリアの政治の中心地です。
  • 面積:オーストラリアの面積は約7,692,024平方キロメートルです。
  • 人口:推定約2,600万人が住んでいます(2025年時点)。
  • 言語:公式言語は英語です。多くの移民によって、多数の言語が話されています。
  • 通貨:通貨はオーストラリア・ドル(AUD)です。
  • 歴史:オーストラリアの歴史は、4万年以上前に先住民アボリジニの文化から始まります。1770年にジェームズ・クック船長がオーストラリアの東海岸を探検し、その後イギリスの植民地となりました。1901年にオーストラリアは独立し、連邦を形成しました。
  • 自然:オーストラリアは多様な自然環境を持ち、美しいビーチ、砂漠、熱帯雨林、山々が広がります。また、グレートバリアリーフやウルル(エアーズロック)などの世界遺産もあります。
  • 文化:オーストラリアの文化は、先住民アボリジニの伝統と、イギリスをはじめとする多くの移民の影響が融合しています。スポーツや芸術が盛んで、特にクリケットやラグビーが人気です。また、シドニー・オペラハウスなどの象徴的な建物も有名です。

オーストラリア連邦の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:3 自然遺産:12 複合遺産:4

カカドゥ国立公園
■複合遺産 / 1981年
カカドゥ国立公園は、約19,804平方キロメートルの広大な面積を誇るオーストラリア最大の国立公園です。1981年にユネスコの世界遺産に登録され、文化的および自然的価値を持つ複合遺産として評価されています。公園内には、4万年以上前から人が住んでいた形跡があり、アボリジニの壁画や文化的遺産が数多く残されています。

グレート・バリア・リーフ
■自然遺産 / 1981年
グレート・バリア・リーフは、世界最大のサンゴ礁地帯で、全長約2,300km、面積約344,400平方キロメートルに及びます。1981年にユネスコの世界自然遺産に登録され、その美しい景観と豊かな生態系が評価されています。ここには、400種類以上のサンゴ、1,500種類以上の魚類、そして絶滅危惧種のウミガメやジュゴンなどが生息しています。

ウィランドラ湖群地域
■複合遺産 / 1981年
ウィランドラ湖群地域は、約4万年前に存在していた湖の跡地で、現在は乾燥した砂漠地帯となっています。1981年にユネスコの世界遺産に登録され、文化的および自然的価値を持つ複合遺産として評価されています。ここには、ホモ・サピエンス・サピエンスの最古の化石や、アボリジニの遺跡が数多く残されています。

タスマニア原生地域
■複合遺産 / 1982年
タスマニア原生地域は、約1,383,640ヘクタールの広大な面積を誇る自然保護区で、1982年にユネスコの世界遺産に登録されました。ここには、氷河地形や温帯雨林、独自の進化を遂げた動植物が多く生息しています。また、アボリジニの文化遺産も数多く残されており、複合遺産として評価されています。

ロード・ハウ諸島
■自然遺産 / 1982年
ロード・ハウ諸島は、約700万年前の火山活動によって形成された島々で、1982年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。この地域は、独自の進化を遂げた動植物が多く生息しており、特にロードハウクイナやロードハウナナフシなどの固有種が見られます。

オーストラリアのゴンドワナ雨林
■自然遺産 / 1986年
ゴンドワナ雨林は、1986年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。この地域は、ゴンドワナ大陸の名残を残す太古の動植物が生息しており、地球の進化の歴史を示す重要な場所です。

ウルル-カタ・ジュタ国立公園
■複合遺産 / 1987年
カタ・ジュタ国立公園は、1987年にユネスコの世界自然遺産に登録され、1994年には文化遺産としても登録されました。この公園は、ウルル(エアーズロック)とカタ・ジュタ(オルガ山)という二つの主要な地形を含んでおり、アボリジニのアナング族にとって重要な聖地です。

クインズランドの湿潤熱帯地域
■自然遺産 / 1988年
この地域は、1988年にユネスコの世界遺産に登録されました。約450kmにわたる広大な熱帯雨林が広がり、1億年前から5000万年前までのゴンドワナ大陸時代の森林を含んでいます。ここには800種以上の樹木が存在し、鳥類や有袋類など多くの動物が生息しています。

西オーストラリアのシャーク湾
■自然遺産 / 1991年
シャーク湾は1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。面積は約2,197,300ヘクタールで、東京都と千葉県を合わせた広さに匹敵します。湾の水深は2メートルと浅く、穏やかな湾です。湾の浜は貝殻で埋め尽くされており、周囲の陸地には乾燥した風景が広がっています。

フレーザー島
■自然遺産 / 1992年
フレーザー島は、世界最大の砂の島であり、1992年にユネスコの世界遺産に登録されました。島の面積は約184,000ヘクタールで、南北に約123km、幅は約25kmです。島のほぼ全域がグレート・サンディ国立公園として保護されています。

オーストラリアの哺乳類化石地域(リヴァーズレー/ナラコーテ)
■自然遺産 / 1994年
この地域は、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。リヴァーズレーでは、約1500万年前から2500万年前の化石が発見されており、ナラコーテでは約53万年前から現在までの化石が見つかっています。これらの化石は、オーストラリアの哺乳類の進化を示す重要な証拠となっています13。

ハード島とマクドナルド諸島
■自然遺産 / 1997年
ハード島とマクドナルド諸島は、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。亜南極圏に位置し、外来種の影響を受けない独自の生態系を持っています。特に火山活動が活発で、ハード島には亜南極圏で唯一の活火山であるビッグ・ベン山塊があり、1990年代に火山活動が再開し、島の面積が二倍に拡大しました。

マッコーリー島
■自然遺産 / 1997年
マッコーリー島は、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。インド・オーストラリアプレートと太平洋プレートの衝突によって形成された細長い島で、地球のマントルが露出している非常に珍しい場所です。島の面積は約128平方キロメートルで、長さは約34km、幅は最大5kmです。

グレーター・ブルー・マウンテンズ地域
■自然遺産 / 2000年
この地域は、2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。総面積は約103万ヘクタールで、7つの国立公園と1つの保護区から構成されています。ユーカリの森が広がり、特にウォレミマツなどの希少な植物が生息しています。

パーヌルル国立公園
■自然遺産 / 2003年
パーヌルル国立公園は、2003年にユネスコの世界遺産に登録されました。公園内には「バングル・バングル」と呼ばれる奇岩群が広がり、これらの岩は古生代デボン紀の砂岩が2000万年もの間にわたって浸食と風化を繰り返して形成されたものです。

王立展示館とカールトン庭園
■文化遺産 / 2004年
王立展示館とカールトン庭園は、2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。王立展示館は1880年のメルボルン万博のために建設され、ビザンツ様式、ロマネスク様式、ルネサンス様式など、さまざまなヨーロッパの建築様式を取り入れた建物です。カールトン庭園は、展示館を囲む広大な庭園で、ヴィクトリア朝風のデザインが特徴です。

シドニー・オペラハウス
■文化遺産 / 2007年
シドニー・オペラハウスは、2007年にユネスコの世界遺産に登録されました。デンマークの建築家ヨーン・ウッツォンによって設計され、1959年に着工し、1973年に完成しました。貝殻やヨットの帆を思わせる独特の外観が特徴で、20世紀を代表する近代建築物の一つです。

オーストラリア囚人遺跡群
■文化遺産 / 2010年
オーストラリア囚人遺跡群は、2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。18世紀から19世紀にかけて、大英帝国によって建設された刑務所や関連施設が含まれています。これらの遺跡は、約16万6000人の囚人が収容され、強制労働を通じて植民地開拓が行われた歴史を物語っています。

ニンガルー・コースト
■自然遺産 / 2011年
ニンガルー・コーストは、2011年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、世界最大級のフリンジングリーフであるニンガルーリーフを含み、豊かな海洋生物と美しい自然景観が特徴です。特にジンベエザメの回遊が見られることで有名です。

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