
チャドは中央アフリカに位置し、北はリビア、東はスーダン、南は中央アフリカ共和国、西はカメルーン、ナイジェリア、ニジェールと接しています。
チャド共和国の基本情報
- 首都: チャドの首都は「ンジャメナ」です。
- 面積:チャドの総面積は約1,284,000平方キロメートルです。
- 人口:人口は約1,700万人(2023年推定)です。
- 言語:公用語はフランス語とアラビア語です。また、サラ語やその他の現地の言語も広く話されています。
- 通貨:通貨は中央アフリカCFAフラン(XAF)です。
- 歴史:チャドの歴史は古代から多くの民族がこの地に住んでいました。9世紀から19世紀にかけてカネム・ボルヌ帝国が繁栄し、19世紀末にはフランスの植民地となりました。1960年に独立を果たしましたが、その後も内戦や政変が続きました。
- 自然:チャドは多様な自然環境を持ち、サハラ砂漠、サバンナ、湖沼などがあります。特にチャド湖は有名で、周辺には多くの野生動物が生息しています。また、国立公園や自然保護区も多く存在します。
- 文化:チャドの文化は多様で、多くの民族が独自の伝統を持っています。音楽や舞踊、手工芸品、料理などが豊かに発展しており、特にサラ族やカネム族の文化が影響力を持っています。
チャド共和国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:0 自然遺産:1 複合遺産:1

ウニアンガ湖沼群
■自然遺産 / 2012年
ウニアンガ湖沼群は、チャドで初めての世界遺産で、2012年にユネスコの世界遺産リストに登録されました。この地域には18の湖があり、地下水を水源としています。湖は「大ウニアンガ」と「小ウニアンガ」の2つのグループに分かれており、それぞれが異なる特徴を持っています。

エネディ山地:自然および文化的景観
■複合遺産 / 2016年
エネディ山地は、長年の風と水の浸食によって形成された砂岩の山塊で、独特の地形と生態系を持つ地域です。2016年にユネスコの世界遺産リストに登録されました。ここでは、サハラ砂漠の過去の湿潤期の名残が見られ、豊かな動植物が生息しています。