中央アフリカ共和国

中央アフリカ共和国(CAR)は、アフリカ大陸の中央部に位置する内陸国です。周囲には、北にチャド、東にスーダン、南にコンゴ民主共和国、コンゴ共和国、西にカメルーンがあります。

中央アフリカ共和国の基本情報

  • 首都: 首都: バンギ
  • 面積:面積: 約622,984平方キロメートル
  • 人口:人口: 約487万人(2021年推定)
  • 言語:公用語: フランス語、サンゴ語 主要言語: グバヤ語、リンガラ語など
  • 通貨:通貨: 中部アフリカCFAフラン(XAF)
  • 歴史:中央アフリカ共和国は、19世紀末からフランスの植民地でしたが、1960年に独立しました。その後、政治的な不安定さが続き、クーデターや内戦が繰り返されました。2000年代初頭から特に内戦が激化し、人道的危機が発生しています。
  • 自然:中央アフリカ共和国は豊かな自然環境を持ち、サバンナ、熱帯雨林、山岳地帯など多様な景観が広がります。特にバルセナ森林保護区やザンガ・サンガ国立公園は、その生物多様性で知られています。多くの野生生物が生息しており、ゴリラやゾウなどの大型動物を見ることができます。
  • 文化:中央アフリカ共和国の文化は、多様な民族が共存していることから、豊かな伝統や習慣が根付いています。伝統的な音楽やダンス、アートなどが盛んで、特にグバヤ族やバカ族などの民族の文化が大きな影響を持っています。また、宗教も多様で、キリスト教、イスラム教、アニミズムが信仰されています。

中央アフリカ共和国の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:0 自然遺産:2 複合遺産:0

マノヴォ-グンダ・サン・フローリス国立公園
■自然遺産 / 1988年
マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園は、1988年にユネスコの世界遺産に登録されました。この公園は、広大なサバンナ地帯と氾濫原、ボンゴ高原で構成されており、総面積は約17,400平方キロメートルに及びます。公園内には多種多様な動植物が生息しており、その生物多様性が評価されています。

サンガ川流域の3カ国保護地域
■自然遺産 / 2012年
サンガ川流域の3カ国保護地域は、2012年にユネスコの世界遺産に登録されました。この保護地域は、ロベケ国立公園(カメルーン)、ヌアバレ=ンドキ国立公園(コンゴ共和国)、ザンガ=ンドキ国立公園(中央アフリカ共和国)の3つの国立公園で構成されています。広大な熱帯雨林が広がり、絶滅危惧種の動植物が多く生息しています。

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