
モザンビーク共和国(República de Moçambique)は、東アフリカに位置する国で、インド洋に面しています。北はタンザニア、西はマラウイとザンビア、南西はジンバブエ、南は南アフリカとエスワティニに接しています。
モザンビーク共和国の基本情報
- 首都: マプト(Maputo)はモザンビークの首都で、同国最大の都市です。インド洋沿岸に位置し、重要な商業・文化の中心地です。
- 面積:モザンビークの総面積は約801,590平方キロメートルで、フランスの約1.5倍の広さです。
- 人口:人口は約3,130万人(2021年推定)です。主要な民族グループにはマクア族、セナ族、ショナ族などが含まれます。
- 言語:公用語はポルトガル語です。その他にも、マクア語、セナ語、ショナ語などの地方言語が広く話されています。
- 通貨:メティカル (MZN) が使用されています。
- 歴史:モザンビークの歴史は古代から様々な文明が交差してきた地域で、15世紀にはアラブ商人が交易を行っていました。16世紀にポルトガルの植民地となり、1975年に独立を果たしました。独立後、長期間にわたる内戦が続きましたが、1992年に和平協定が結ばれ、民主化が進んでいます。
- 自然:モザンビークは豊かな自然環境を持ち、美しいビーチやサンゴ礁が広がるインド洋沿岸、豊かな生態系を持つ国立公園などが魅力です。特に、バザルート群島やクルメーン国立公園などが観光地として知られています。多くの野生動物や海洋生物が生息しており、ダイビングやサファリツアーが人気です。
- 文化:モザンビークの文化は、多様な民族が共存しているため、豊かな伝統や風習があります。伝統的な音楽、ダンス、工芸品が盛んであり、特にマコンデ族の木彫り彫刻が有名です。また、宗教も多様で、キリスト教、イスラム教、伝統的なアフリカ宗教が信仰されています。モザンビーク料理は、魚介類を使った料理やココナッツミルクを使った料理が特徴です。
モザンビーク共和国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:1 自然遺産:0 複合遺産:0

モザンビーク島
■文化遺産 / 1991年
モザンビーク島は、1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。この島は、16世紀から19世紀にかけてポルトガルの植民地支配下にあり、アフリカ、アラブ、ヨーロッパの文化が融合した独特の雰囲気が漂います。島の名前がそのまま国名の由来となったほど、モザンビークの歴史にとって重要な場所であり、かつては東アフリカ沿岸貿易の拠点として繁栄しました。