英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)

英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)は、西ヨーロッパに位置する島国で、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国から成り立っています。首都はロンドンです。

英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)の基本情報

  • 首都: ロンドンは、英国の首都であり、経済、政治、文化の中心地です。ビッグ・ベン、タワー・ブリッジ、バッキンガム宮殿などの観光名所があります。
  • 面積:英国の総面積は約243,610平方キロメートルです。
  • 人口:英国の人口は約6,700万人(2025年時点)です。
  • 言語:英国の公用語は英語ですが、ウェールズ語、スコットランド・ゲール語、アイルランド語も一部で使用されています。
  • 通貨:英国の通貨はポンド・スターリング(GBP)です。
  • 歴史:英国の歴史は、古代ローマの支配やアングロサクソンの時代、中世のノルマン征服、大英帝国の成立など、多くの重要な出来事で彩られています。近代史では、産業革命や二度の世界大戦、そして欧州連合からの離脱(ブレグジット)などがあります。
  • 自然:英国は、多様な自然景観を持ち、湖水地方やスコットランド高地、コーンウォールの海岸などがあります。また、多くの国立公園が存在し、ハイキングや自然観察が楽しめます。
  • 文化:英国の文化は、文学、音楽、演劇、芸術で世界的に有名です。シェイクスピアやチャールズ・ディケンズなどの著名な作家がいます。また、ビートルズやローリング・ストーンズなどの音楽グループも世界的に影響を与えています。さらに、クリスマス、イースター、ハロウィンなどの祝祭が盛大に行われます。

英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:26 自然遺産:4 複合遺産:1

ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸
■自然遺産 / 1986年
ジャイアンツ・コーズウェー(Giant’s Causeway)は、約6千万年前の火山活動によって形成された、北アイルランドのアントリム県に位置する自然遺産です。40,000本以上の玄武岩柱が海岸に広がる景観は、まるで巨人の石橋のようで、その独特な美しさと地質学的価値からユネスコの世界遺産に登録されています。

ダラム城と大聖堂
■文化遺産 / 1986年
ダラム城と大聖堂は、イングランド北東部のダラム市に位置する歴史的な建造物群で、ユネスコの世界遺産に登録されています。11世紀に建てられたダラム大聖堂は、ノルマン様式建築の傑作として知られ、ダラム城はその隣に位置し、現在はダラム大学の一部として使用されています。

アイアンブリッジ峡谷
■文化遺産 / 1986年
アイアンブリッジ峡谷(Ironbridge Gorge)は、イングランドのシュロップシャー州に位置し、産業革命の発祥地として世界的に知られるユネスコの世界遺産です。18世紀に建造された世界初の鉄製アーチ橋であるアイアンブリッジがその名前の由来となっています。

ファウンティンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園
■文化遺産 / 1986年
ファウンティンズ修道院遺跡群とスタッドリー王立公園(Fountains Abbey and Studley Royal Water Garden)は、イングランド北部のノースヨークシャー州に位置し、ユネスコの世界遺産に登録されています。この美しい公園には、中世の修道院遺跡と、18世紀の水庭園が調和して広がっています。

ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群
■文化遺産 / 1986年
ストーンヘンジ(Stonehenge)とエーヴベリー(Avebury)および関連する遺跡群は、イングランド南部のウィルトシャー州に位置する古代の巨大な石造りのモニュメントで、ユネスコの世界遺産に登録されています。これらの遺跡は、紀元前3000年から紀元前2000年頃にかけて築かれたものであり、先史時代の人々の技術と宗教的信仰を今に伝えています。

グウィネズのエドワード1世の城群と市壁群
■文化遺産 / 1986年
グウィネズのエドワード1世の城群と市壁群(Castles and Town Walls of King Edward in Gwynedd)は、ユネスコの世界遺産に登録されている歴史的建造物群です。13世紀にイングランド王エドワード1世の命により築かれたこれらの城と市壁は、中世の軍事建築の最高峰とされています。これらの建造物は、当時の政治的、軍事的な背景を反映し、今日もその壮麗さを保っています。

セント・キルダ
■複合遺産 / 1986年
セント・キルダ(St Kilda)は、スコットランドのヘブリディーズ諸島の西方沖に位置する無人の島々で、ユネスコの世界遺産に登録されています。この島々は、荒々しい自然環境と独特の文化的遺産が融合した特別な場所です。かつては人々が住んでいたこの島々は、現在では自然保護区として多くの野生動物が生息しています。

ブレナム宮殿
■文化遺産 / 1987年
ブレナム宮殿(Blenheim Palace)は、イングランドのオックスフォードシャー州ウッドストックに位置する壮麗なバロック様式の宮殿で、ユネスコの世界遺産に登録されています。1704年にスペイン継承戦争のブレナムの戦いで勝利を収めたジョン・チャーチル初代マールバラ公爵の功績を称えて建てられました。また、ウィンストン・チャーチルがここで生まれたことでも知られています。

ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会
■文化遺産 / 1987年
ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会は、イングランドの首都ロンドンに位置する歴史的かつ重要な建造物群で、ユネスコの世界遺産に登録されています。これらの建物は、イギリスの政治、宗教、文化の中心地として、長い歴史と豊かな伝統を誇ります。

バース市街
■文化遺産 / 1987年
バース市街は、歴史的な建物や美しい風景が残る世界遺産です。中世の街並みや、ヴィクトリア朝の建築物が多く残っており、観光客にとって魅力的な場所です。

ローマ帝国の国境線
■文化遺産 / 1987年
ローマ帝国の国境線は、紀元前27年にオクタヴィアヌスが最初の皇帝となった時に確立されました。その後、帝国は拡大を続け、最大時にはヨーロッパ、アジア、アフリカの広大な領域を支配していました。

ヘンダーソン島
■自然遺産 / 1988年
ヘンダーソン島は面積約37平方キロメートルの平らな珊瑚礁の島で、周囲は岩礁に囲まれています。かつてポリネシア人が住んでいたとされる歴史的な島で、1606年にスペイン人航海士によって再発見されました。1988年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

ロンドン塔
■文化遺産 / 1988年
ロンドン塔は、1066年にウィリアム征服王によって建設が開始され、歴史的に重要な役割を果たしてきた要塞、宮殿、そして刑務所です。現在は観光名所として一般公開されており、ユネスコの世界遺産に登録されています。

カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン大修道院及び聖マーティン教会
■文化遺産 / 1988年
カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン大修道院、および聖マーティン教会は、カンタベリー市内にある三つの重要な宗教建築物です。これらの建物は、イングランドのキリスト教史において重要な役割を果たしてきました。世界遺産にも登録されており、訪れる者に深い歴史的背景と宗教的意義を感じさせます。

エディンバラの旧市街と新市街
■文化遺産 / 1995年
エディンバラ旧市街と新市街は共に世界遺産に登録されており、異なる歴史と建築様式を持っています。旧市街は中世の雰囲気が色濃く残るエリアであり、新市街は18世紀のジョージアン様式の計画都市です。

ゴフ島及びインアクセシブル島
■自然遺産 / 1995年
ゴフ島は南大西洋に位置する火山島で、面積は約91平方キロメートル。1956年からイギリスや南アフリカ共和国が気象観測所を運営しているため、無人島として扱われています

河港都市グリニッジ
■文化遺産 / 1997年
グリニッジは、17世紀から18世紀にかけてイギリス王室の科学と芸術の中心地として発展した都市です。1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、グリニッジ天文台や旧王立海軍学校など、海事に関連する重要な建物が集まっています。

オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地
■文化遺産 / 1999年
オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地は、約5000年前に北西ヨーロッパに住んでいた人々の文化を伝える重要な遺跡です。これらの遺跡は、巨石建築や集落跡、墓地などが含まれており、ユネスコの世界遺産に登録されています。

バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群
■文化遺産 / 2000年
セント・ジョージは、1612年にイギリスによって建設された最初期の植民都市であり、17世紀から20世紀までのイギリスの軍事技術の発展を示す要塞群が存在します。この都市は、石造りの家々や歴史的な建造物が並ぶ美しい街並みが特徴です。

ブレナヴォン産業用地
■文化遺産 / 2000年
ブレナヴォン産業用地は、19世紀の産業革命時代に繁栄した鉱山都市の景観を保存しています。この地域は、鉄鉱石と石炭の主要産地であり、炭坑や製鉄所、労働者の住宅などが現在もそのまま残されています。2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ニュー・ラナーク
■文化遺産 / 2001年
ニュー・ラナークは、18世紀末に実業家デヴィッド・ダイルによって設立された産業都市です。リチャード・アークライトが開発した水陸紡績機を導入し、労働者のための住宅や公共施設を整備しました。19世紀初頭には、空想的社会主義者ロバート・オーウェンがこの地で労働者の福祉や教育を重視する理想的なコミュニティを築きました。2001年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ソルテア
■文化遺産 / 2001年
ソルテアは、19世紀後半に実業家タイタス・ソルト卿によって設立された産業都市です。彼は労働者のために住居や公共施設を計画的に整備し、モデル・ヴィレッジとして知られるようになりました。2001年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ドーセット及び東デヴォン海岸
■自然遺産 / 2001年
ドーセット及び東デヴォン海岸は、2001年にユネスコの世界遺産に登録された自然遺産です。この海岸は、中生代の地層が露出しており、ジュラ紀から白亜紀にかけての地質学的な記録が豊富に残っています。化石の発見が多く、特にアンモナイトや魚竜の化石が有名です。

ダーウェント峡谷の工場群
■文化遺産 / 2001年
ダーウェント峡谷の工場群は、18世紀後半から19世紀初頭にかけて建設された紡績工場の集まりです。特にリチャード・アークライトが発明した水力紡績機を導入したクロムフォード・ミルが有名で、産業革命の初期の象徴とされています。2001年にユネスコの世界遺産に登録されました。

キュー王立植物園
■文化遺産 / 2003年
キュー王立植物園は、世界で最も古く、最も大きな植物園の一つです。1759年に設立され、現在では約14,000平方メートルの敷地に約50,000種の植物が栽培されています。植物園は、植物学の研究と教育、植物の保存と保護に尽力しています。

リヴァプール-海商都市
■文化遺産 / 2004年
リヴァプールは、18世紀から20世紀初頭にかけてイギリスの主要な貿易港として発展しました。特に三角貿易の拠点として、アフリカから奴隷を輸入し、カリブ海で砂糖や綿花を収穫し、イギリスに持ち帰るという貿易ルートを支えました。しかし、2021年には世界遺産リストから登録抹消されました。

コーンウォールとウェストデヴォンの鉱山景観
■文化遺産 / 2006年
この地域は、18世紀から19世紀初頭にかけて銅やスズの採掘で発展し、産業革命に大きく貢献した鉱業地帯です。2006年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ポントカサステ水路橋と水路
■文化遺産 / 2009年
ポントカサステ水路橋は、1805年に土木技師トーマス・テルフォードによって建設された全長307メートルの水路橋です。この水路橋は、世界で最も高い水路橋であり、産業革命時代の技術と工学の傑作として評価されています。2009年にユネスコの世界遺産に登録されました。

フォース橋
■文化遺産 / 2015年
フォース橋は、1890年に完成した全長2529メートルのカンチレバー橋で、鉄道橋としては世界最大級です。2015年にユネスコの世界遺産に登録されました。この橋は、19世紀末の産業革命時代に建設され、その時代の技術と工学の傑作として評価されています。

ゴーハムの洞窟群
■文化遺産 / 2016年
ゴーハムの洞窟群は、約12万年前からネアンデルタール人が生活していた証拠が残る洞窟群です。46の洞窟が含まれており、特にゴーハム洞窟とヴァンガード洞窟が重要な遺跡として知られています。

イギリス湖水地方
■文化遺産 / 2017年
イギリス湖水地方は、その壮大な自然景観と文学的な背景で知られています。この地域は、多くの詩人や作家にインスピレーションを与え、彼らの作品にも登場することで有名です。

イギリス湖水地方
■文化遺産 / 2017年
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