スペイン

スペイン(正式名称: スペイン王国)は、南西ヨーロッパに位置する国で、イベリア半島の大部分を占めています。北東にフランス、アンドラと接し、南部にはジブラルタル海峡を隔ててモロッコがあります。

スペインの基本情報

  • 首都: マドリードはスペインの首都であり、最大の都市です。政治、経済、文化の中心地として機能しています。
  • 面積:スペインの総面積は約505,990平方キロメートルで、ヨーロッパ連合ではフランスに次いで2番目に広い国です。
  • 人口:スペインの人口は約4,700万人(2025年時点)です。
  • 言語:スペインの公用語はスペイン語(カスティーリャ語)です。また、カタルーニャ語、バスク語、ガリシア語など、地域ごとの言語も公式に認められています。
  • 通貨:スペインの通貨はユーロ(EUR)です。
  • 歴史:スペインの歴史は非常に豊かで、イベリア人、ローマ人、イスラム教徒、カトリック両王国の影響を受けてきました。15世紀後半にはカスティーリャ王国とアラゴン王国の統合によりスペイン王国が誕生し、16世紀から17世紀にかけてはスペイン帝国が世界各地に広がりました。20世紀には内戦とフランコ独裁政権を経て、現在は民主主義国家となっています。
  • 自然:スペインは、多様な自然景観を持つ国です。ピレネー山脈、シエラネバダ山脈、カナリア諸島やバレアレス諸島など、美しい山や海、温暖な気候が魅力です。また、ドニャーナ国立公園やオルデサ・モンテ・ペルディド国立公園など、多くの国立公園があります。
  • 文化:スペインの文化は、音楽、ダンス、料理、芸術で世界的に知られています。フラメンコやパエリア、タパスはその代表例です。また、ゴヤやピカソなどの著名な画家も輩出しています。さらに、スペインはサッカー大国としても知られており、レアル・マドリードやFCバルセロナなどのクラブチームが世界的に有名です。

スペインの世界遺産

世界遺産数:文化遺産:40 自然遺産:4 複合遺産:2

コルドバ歴史地区
■文化遺産 / 1984年
コルドバ歴史地区は、古代ローマ時代から始まり、後ウマイヤ王朝の時代にイスラム文化の中心として繁栄しました。1236年にキリスト教徒に征服され、現在の姿に至ります。1984年にユネスコの世界遺産に登録され、1994年に登録範囲が拡大されました。この地区は、イスラム、キリスト教、ユダヤ教の文化が融合した歴史的な街です。

グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区
■文化遺産 / 1984年
グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区は、1984年にユネスコの世界遺産に登録された文化遺産です。この地区は、イスラム建築の傑作とされるアルハンブラ宮殿、王族の夏の離宮であるヘネラリーフェ、そしてグラナダ市内で最も古い地区であるアルバイシン地区から構成されています。

ブルゴス大聖堂
■文化遺産 / 1984年
ブルゴス大聖堂(Catedral de Burgos)は、スペイン・ゴシック様式の最高傑作とされる大聖堂で、1221年に建設が始まり、数世紀にわたって完成されました。1984年にユネスコの世界遺産に登録され、その建築美と宗教的価値が評価されています。

マドリードのエル・エスコリアル修道院とその遺跡
■文化遺産 / 1984年
エル・エスコリアル修道院(Monasterio de El Escorial)は、スペインのフィリップ2世によって16世紀に建設された修道院、王宮、図書館、学校、パンテオンなどが融合した複合施設です。その壮大な建築と歴史的意義から、1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。

アントニ・ガウディの作品群
■文化遺産 / 1984年
アントニ・ガウディ(1852年 – 1926年)は、モデルニスモ(カタルーニャのアール・ヌーヴォー)の代表的建築家であり、彼の作品群は1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。ガウディの作品は、独自のデザインと革新的な建築技術で知られています。

アルタミラ洞窟と北スペインの旧石器時代の洞窟画
■文化遺産 / 1985年
アルタミラ洞窟は、旧石器時代後期に描かれた洞窟壁画で有名です。これらの壁画は約15,000年前に描かれたもので、人類の初期の芸術の傑作とされています。アルタミラ洞窟と北スペインの他の洞窟画は、1985年にユネスコの世界遺産に登録されました。

セゴビア旧市街とローマ水道橋
■文化遺産 / 1985年
セゴビア旧市街は、ローマ時代から続く歴史ある都市で、要塞都市として知られています。紀元前1世紀に建設されたローマ水道橋が現在も保存されており、その美しさと技術の高さが評価されています。

オビエド歴史地区とアストゥリアス王国の建造物群
■文化遺産 / 1985年
オビエド歴史地区とアストゥリアス王国の建造物群は、1985年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、9世紀にアストゥリアス王国の首都として栄え、レコンキスタ(国土回復運動)の発祥の地とされています。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)
■文化遺産 / 1985年
サンティアゴ・デ・コンポステーラは、中世から続くキリスト教の巡礼地であり、伝説によれば、聖ヤコブ(サンティアゴ)の遺骨がここに安置されています。1985年にユネスコの世界遺産に登録され、古い建造物が立ち並ぶ旧市街は、歴史と宗教の融合を感じさせる場所です。

アービラの旧市街と塁壁の外の教会群
■文化遺産 / 1985年
アビラは11世紀にイスラム勢力から防衛するために建造された堅固な城壁で有名な都市です。この城壁は全長約2.5km、高さ約12m、87の塔と9の門を持ち、スペインでも最も保存状態の良い城壁の一つです。また、アビラは聖テレサという聖人の出身地としても知られています。

アラゴン州のムデハル様式建造物
■文化遺産 / 1986年
ムデハル様式は、イスラム文化の影響を受けた中世スペインの建築様式です。12世紀から16世紀にかけて、キリスト教徒とイスラム教徒が共存していた時代に発展しました。1986年にはテルエルの建造物が、2001年にはサラゴサの建造物がユネスコの世界遺産に登録されました。

古都トレド
■文化遺産 / 1986年
トレドは、ローマ時代、ゴート王国、イスラム教徒の支配を経て、キリスト教のレコンキスタによって再びキリスト教徒の手に戻りました。ユダヤ人、キリスト教徒、ムスリムの三つの文化が共存し、多様な文化と芸術が栄えた都市です。1986年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ガラホナイ国立公園
■自然遺産 / 1986年
ガラホナイ国立公園は、1981年にスペインの国立公園として指定され、1986年にはユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。公園の面積は約40平方キロメートルで、ラ・ゴメラ島の中心部に広がっています。公園の名前は、島の最高峰であるガラホナイ峰に由来しています。

カーセレスの旧市街
■文化遺産 / 1986年
カーセレスの旧市街は、紀元前1世紀にローマ人によって建設された都市で、8世紀にはイスラム教徒に征服されました。13世紀にキリスト教徒がこの都市を奪還し、多くの貴族たちが邸宅を建設しました。現在も中世の城壁の中にローマ様式、イスラム様式、北部ゴシック様式、ルネサンス様式などが混在しています。

セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館
■文化遺産 / 1987年
セビージャの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館は、1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。これらの建物は、セビージャがスペイン帝国時代における主要な貿易拠点であったことを物語っています。それぞれが異なる時代と文化を反映しており、セビージャの豊かな歴史を感じることができます。

サラマンカ旧市街
■文化遺産 / 1988年
サラマンカ旧市街は、1988年にユネスコの世界遺産に登録された文化遺産です。この地はローマ時代に建設された植民都市であり、その後イスラム支配を経てキリスト教徒によって再征服されました。13世紀にはスペイン最古の大学であるサラマンカ大学が設立され、学問の中心地として栄えました。

ポブレー修道院
■文化遺産 / 1991年
ポブレー修道院は、1151年にバルセロナ伯ラモン・バランゲー4世によって建設されたシトー会の修道院です。1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。修道院は要塞化されており、君主の居館やカタルーニャとアラゴンの王を祀る墓所もあります。

メリダの遺跡群
■文化遺産 / 1993年
メリダの遺跡群は、紀元前25年に初代ローマ皇帝アウグスティヌスによって建設された都市です。ローマの都市設計規律に則り建設された都市の顕著な例であり、ローマ帝国の州都として繁栄しました2。現在も多くのローマ時代の遺跡が残されており、1993年に「メリダの遺跡群」として世界遺産に登録されました。

サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院
■文化遺産 / 1993年
サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院は、13世紀後半に創立され、1993年にユネスコの世界遺産に登録されました。この修道院は、スペインの最も重要な宗教施設の一つであり、特に「黒い木彫りの聖母像」で知られています。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群
■文化遺産 / 1993年
カミーノ・フランセスは、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の重要な中継地点であり、多くの巡礼者がここで休息し、次の旅を始めます。この地域は、歴史的な教会や修道院が点在し、巡礼者たちの精神的な支えとなっています。

ドニャーナ国立公園
■自然遺産 / 1994年
ドニャーナ国立公園は、ヨーロッパ最大級の自然保護区の一つであり、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。公園内には湿地帯、固定砂丘、移動砂丘、ラグーン、海岸線など、多様な自然環境が広がっています。毎年50万羽以上の渡り鳥や水鳥が越冬地として訪れます。

歴史的城壁都市クエンカ
■文化遺産 / 1996年
クエンカは、9世紀にムーア人によって築かれた要塞都市が起源となり、12世紀にカスティーリャ王国のアルフォンソ8世によって奪取されました。その後、クエンカはキリスト教徒の都市として発展し、織物工業で栄えました。1996年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ
■文化遺産 / 1996年
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ(絹の商品取引所)は、15世紀後半に建設されたゴシック様式の建物で、バレンシアの経済的繁栄を象徴しています。1482年から1498年にかけて建設され、最終的に1548年に完成しました。1996年にユネスコの世界遺産に登録されました2。

ラス・メドゥラス
■文化遺産 / 1997年
ラス・メドゥラスは、歴史的な要塞であり、中世のアラブ=ノルマン文化の象徴です。この地域は、モロッコのアラブ=ノルマン王朝によって12世紀に建設されました。ラス・メドゥラスは、その壮大な建築と美しい景観で知られています。

バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院
■文化遺産 / 1997年
カタルーニャ音楽堂は、建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールによって設計されたコンサートホールで、1905年から1908年にかけて建設されました。カタルーニャ・ルネサンス運動を支えた合唱団、ウルフェオ・カタラーのために建設され、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました2。

ピレネー山脈-ペルデュ山
■複合遺産 / 1997年
ピレネー山脈-ペルデュ山は、標高3,352mの石灰岩山で、ヨーロッパ最高峰の石灰岩山です。この地域は、氷河によって形成された壮大な自然景観と、農牧民の伝統的な生活が残る文化的景観が特徴です。1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。

サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群
■文化遺産 / 1997年
サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群は、6世紀に聖エミリアヌス(San Millán)によって設立された修道院です。この修道院は、スペイン語の発祥の地としても知られています1。

コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロックアート遺跡群
■文化遺産 / 1998年
この世界遺産は、先史時代の人々が岩壁に描いた壮大なロックアートを含む、多くの考古学的遺跡から構成されています。これらの遺跡は、紀元前6000年から紀元前4000年にかけての時代に作られたもので、その美しさと技術的な優れた点が評価されています。

イベリア半島の地中海入り江のロック・アート
■文化遺産 / 1998年
ロック・アート: イベリア半島の地中海入り江には、数々の洞窟壁画が描かれています。これらの壁画は、先史時代に遡るもので、動物や人物の姿が描かれています。歴史: これらの壁画は紀元前3000年頃に描かれたもので、当時の生活や信仰を反映しています。

アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区
■文化遺産 / 1998年
アルカラ・デ・エナレスは、中世から続く歴史的な大学都市であり、世界遺産に登録されています。大学は、1293年に設立され、ヨーロッパ最古の大学の一つとされています。歴史地区は、美しいゴシック建築や広大な公園が特徴です。

イビサ、生物多様性と文化
■複合遺産 / 1999年
イビサ島は、その豊かな自然と歴史的遺産で知られています。1999年にユネスコの世界遺産に登録された「イビサ、生物多様性と文化」は、文化遺産と自然遺産の複合遺産です。フェニキア人が紀元前7世紀に港を築き、その後ローマ帝国、ビザンツ帝国、イスラム勢力、アラゴン王国などの支配を経て、現在のスペインの一部となりました。

サン・クリストバル・デ・ラ・ラグナ
■文化遺産 / 1999年
サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナは、1496年にコンキスタドールのアロンソ・フェルナンデス・デ・ルーゴによって建設されました。スペインが新世界で築いた最初の非要塞型都市であり、ラテンアメリカの大都市の建築モデルとなりました。1999年にユネスコの世界遺産に登録されました。

タラゴーナの遺跡群
■文化遺産 / 2000年
タラゴーナの遺跡群は、古代ローマ時代の都市タッラコの遺跡で構成されています。紀元前3世紀から初期キリスト教時代までの遺跡が点在し、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。タラゴーナは、ローマ帝国のヒスパニア・タラコネンシス州の州都として栄え、政治・経済の中心地でした。

エルチェの椰子園
■文化遺産 / 2000年
エルチェの椰子園は、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この椰子園は、8世紀にイスラム教徒によって建設され、北アフリカからの灌漑技術を利用して造園されました。現在も残る椰子園は、144万平方メートルの広大な敷地に約20万本の椰子の木が植えられており、ヨーロッパ最大規模の椰子園です2。

ルーゴのローマの城壁群
■文化遺産 / 2000年
ルーゴのローマの城壁群は、3世紀後半にローマ帝国によって建設された城壁で、全長約2キロメートルに及びます。この城壁は、ローマ時代後期の軍事要塞の優れた例として評価され、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました2。

ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群
■文化遺産 / 2000年
この地域は、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。ボイ渓谷には、11世紀から12世紀にかけて建設されたロマネスク様式の教会が点在しており、保存状態が非常に良好です。これらの教会は、当時の北イタリアからの影響を受けて建てられたもので、カタルーニャ地方の伝統文化と自然環境が調和した美しい景観が広がっています。

アタプエルカの古代遺跡
■文化遺産 / 2000年
アタプエルカの古代遺跡は、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この遺跡は、19世紀末に鉄道トンネルの建設工事中に偶然発見されました。カルスト地形が広がるこの地域では、ヨーロッパ最古の人類ホモ・アンテセソールの化石が発見されており、約80万年前のものとされています2。

アランフェスの文化的景観
■文化遺産 / 2001年
アランフェスの文化的景観は、2001年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この地域は、16世紀から18世紀にかけてスペイン王室の夏の離宮として整備されました。タホ川とハラマ川に囲まれたこの地域は、フランスのバロック様式の庭園や碁盤の目のように整備された町並みが特徴です。

ウベダとバエーサのルネサンス様式の記念碑的建造物群
■文化遺産 / 2003年
ウベダとバエーサは、16世紀にイタリアのルネサンス様式の都市計画によって整備されました。これらの都市は、イスラム教徒の支配から13世紀にキリスト教徒によって奪還され、その後、オリーブや織物の生産によって繁栄しました。2003年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

ビスカヤ橋
■文化遺産 / 2006年
ビスカヤ橋は、ローマ時代に建設された灯台で、現存する最古の灯台として知られています。1世紀から2世紀にかけて建設され、18世紀に改築されました。2009年にユネスコの世界文化遺産に登録されました24。

カルパチア山脈とヨーロッパ地域の古代及び原生ブナ林
■自然遺産 / 2007年
この遺産は、2007年にユネスコの世界自然遺産に登録され、2011年、2017年、2021年に拡張されました。カルパチア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林は、氷河期後期からの生態系の進化やブナの分化の過程を示す重要な場所です。これらのブナ林は、ヨーロッパブナ(ファグス・シルヴァティカ)の生息域の拡大と再定着を示すものであり、北半球に広く分布するブナ属の歴史と進化を理解するために不可欠です2

テイデ国立公園
■自然遺産 / 2007年
テイデ国立公園は、1954年に国立公園に指定され、2007年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。標高3718メートルのテイデ山を中心としたこの公園は、総面積約190平方キロメートルに及び、火山や断崖が織りなす壮大な景観が特徴です。テイデ山は海底からの高さが7500メートルに達し、世界で3番目に高い火山とされています2。

ヘラクレスの塔
■文化遺産 / 2009年
ヘラクレスの塔は、ローマ時代に建設された灯台で、現存する最古の灯台として知られています。1世紀から2世紀にかけて建設され、18世紀に改築されました。2009年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

トラムンタナ山脈の文化的景観
■文化遺産 / 2011年
トラムンタナ山脈の文化的景観は、2011年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この地域は、険しい山岳地帯でありながら、数千年にわたって農業が営まれてきました。アラブ人がもたらした灌漑技術と農業のノウハウが、13世紀にキリスト教徒によって引き継がれ、段々畑や石造りの建築が特徴的な美しい景観が形成されました2。

水銀関連遺産:アルマデンとイドリア
■文化遺産 / 2012年
この遺産は、2012年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。アルマデンとイドリアは、古代から水銀の採掘が行われてきた鉱山町であり、16世紀から19世紀にかけて世界最大の水銀生産地として繁栄しました。これらの鉱山で採掘された水銀は、ラテンアメリカの銀鉱山での精錬に不可欠な存在でした。

アンテケラのドルメン遺跡
■文化遺産 / 2016年
アンテケラのドルメン遺跡は、2016年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この遺跡群は、新石器時代から青銅器時代にかけて建造された巨石墓で、メンガ、ビエラ、エル・ロメラルの3つの主要なドルメン(支石墓)から構成されています。これらの遺跡は、ヨーロッパ先史時代の重要な建築物として評価されています。

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