フィンランド共和国

フィンランド共和国(Suomen tasavalta、Republiken Finland)は、北ヨーロッパに位置する国で、東はロシア、北はノルウェー、西はスウェーデンと接しています。また、南はバルト海に面しています。

フィンランド共和国の基本情報

  • 首都: フィンランドの首都はヘルシンキ(Helsinki)で、同国最大の都市でもあります。ヘルシンキはフィンランド湾のほとりに位置し、多くの美しい建物や公園があります。
  • 面積:フィンランドの総面積は約338,455平方キロメートルです。
  • 人口:2021年の時点で、フィンランドの人口はおよそ550万人です。
  • 言語:フィンランドの公用語はフィンランド語(Suomi)とスウェーデン語(Svenska)です。
  • 通貨:フィンランドはユーロ(Euro、€)を通貨として使用しています。
  • 歴史:フィンランドの歴史は古代にさかのぼり、12世紀からスウェーデンの支配下にありました。19世紀にはロシア帝国の一部となり、1917年に独立を宣言しました。第二次世界大戦後、フィンランドは中立を保ちつつ社会福祉国家として発展しました。
  • 自然:フィンランドは美しい自然景観で知られており、湖が多く「千湖の国」とも呼ばれています。森林も広がっており、自然保護区や国立公園が豊富にあります。また、オーロラが観測できる場所としても有名です。
  • 文化:フィンランドの文化は豊かで多様であり、デザイン、音楽、文学などが重要な要素です。また、サウナ文化が非常に発展しており、フィンランド人の生活に欠かせないものとなっています。伝統的な料理には、カレリアンパイ(karjalanpiirakka)やサーモンスープ(lohikeitto)などがあります。クリスマスやミッドサマーなどの祝祭日も大切にされています。

フィンランド共和国の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:6 自然遺産:1 複合遺産:0

ラウマ旧市街
■文化遺産 / 1991年
ラウマ旧市街(Vanha Rauma)は、フィンランドで最も古い港町の一つで、1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。旧市街は約0.3平方キロメートルの広さで、600軒ほどの木造建築が立ち並んでいます。これらの建物は18世紀から19世紀にかけて再建されたもので、北欧の伝統的な都市構造を持ち、保存状態が非常に良いです。

スオメンリンナの要塞群
■文化遺産 / 1991年
スオメンリンナの要塞群は、18世紀後半に当時のスウェーデンがロシアからの侵攻に備えるために建設した星型要塞です2。1748年に建設が始まり、現在ではヨーロッパの軍事建築として非常に評価が高い要塞です。1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ペタヤヴェシの古い教会
■文化遺産 / 1994年
ペタヤヴェシの古い教会(Petäjävesi Old Church)は、1763年から1765年にかけて地元の棟梁ヤーコ・レッパネンによって建てられた木造教会です。フィンランドの伝統的な木造建築の傑作であり、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。教会はギリシャ十字形の土台に八角形の丸天井を持ち、全体の建材には松が使われています。

ヴェルラ砕木・板紙工場
■文化遺産 / 1996年
ヴェルラ砕木・板紙工場(Verla Groundwood and Board Mill)は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて稼働していた製紙・製材工場です。1872年に最初の砕木工場が建設され、その後1882年に再建されました。工場は1964年に閉鎖されましたが、建物と機械は当時のまま保存され、現在は博物館として公開されています。1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。

サンマルラハデンマキの青銅器時代の石塚墳
■文化遺産 / 1999年
サンマルラハデンマキは、フィンランドの青銅器時代の墓地遺跡で、紀元前1500年から紀元前500年にかけて築かれました。33基の花崗岩を積み上げた石塚が点在しており、1999年にユネスコの世界遺産に登録されました。これらの石塚は、北欧の葬祭の風習や宗教、社会構造を示す貴重な証拠です。

ハイ・コースト/クヴァルケン群島
■自然遺産 / 2000年
クヴァルケン群島は、氷河期の終わりから続く地殻の隆起現象が顕著に見られる地域です。氷河の重みによって押し下げられた地殻が、氷河が溶けた後に元の位置に戻ろうとする「アイソスタシー」と呼ばれる現象が続いています。この地域では、年間約8〜10mmの速度で土地が隆起し続けており、数千年後にはボスニア湾が湖になると予測されています。

シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群
■文化遺産 / 2005年
シュトゥルーヴェの三角点アーチは、19世紀の天文学者フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェによって設置された三角測量の観測地点群です。これらの観測地点は、地球の大きさや形状を正確に測定するために設置されました。全長2,820kmにわたり、ノルウェーのハンメルフェストからウクライナのスタラ・ネクラシウカまで続いています。

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