
パラオ共和国は太平洋に位置する島国で、約340の島々から成り立っています。美しい珊瑚礁と多様な海洋生態系で知られています。
パラオ共和国の基本情報
- 首都: 首都はヌゲルルムド(Ngerulmud)です。ヌゲルルムドはバベルダオブ島に位置し、2006年にメレケオク州に遷都されました。
- 面積:パラオ共和国の面積は約459平方キロメートルです。
- 人口:推定約1万8千人が住んでいます(2025年時点)。
- 言語:公式言語はパラオ語と英語です。日本語やフィリピン語も一部で話されています。
- 通貨:通貨はアメリカドル(USD)です。
- 歴史:パラオの歴史は古代ポリネシア人やミクロネシア人の移住から始まります。16世紀にスペイン人が到達し、その後ドイツと日本の統治を経て、第二次世界大戦後にはアメリカの信託統治領となりました。1994年に独立を果たし、パラオ共和国が誕生しました。
- 自然:パラオは美しい珊瑚礁、ラグーン、熱帯雨林などが広がり、豊かな海洋生態系が特徴です。ロックアイランドやジェリーフィッシュレイクなどの観光スポットも有名です。
- 文化:パラオの文化は、多様な民族と伝統が融合したもので、ポリネシア、ミクロネシア、日本、アメリカの影響を受けています。伝統的な舞踊や音楽、工芸品が盛んで、特に木彫りや織物が有名です。
パラオ共和国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:0 自然遺産:0 複合遺産:1

南ラグーンのロックアイランド群
■複合遺産 / 2012年
南ラグーンのロックアイランド群は、2012年にユネスコの世界遺産に登録されました。これらの島々は、太古のサンゴ礁が隆起して形成されたもので、独特のマッシュルーム型の形状が特徴です。島々の間には美しいラグーンが広がり、52の汽水湖(マリンレイク)が点在しています。これらの湖には多くの固有種や絶滅危惧種が生息しており、豊かな生物多様性が評価されています。