
ミクロネシア連邦は太平洋の西部に位置し、約600の小さな島々から成り立つ島国です。これらの島々は、ヤップ州、チューク州、ポンペイ州、コスラエ州の4つの州に分かれています。
ミクロネシア連邦の基本情報
- 首都: 首都はパリキールです。パリキールはポンペイ州に位置し、行政の中心地です。
- 面積:ミクロネシア連邦の面積は約702平方キロメートルです。
- 人口:推定約11万人が住んでいます(2025年時点)。
- 言語:公式言語は英語です。ただし、各州にはそれぞれの先住民言語が話されています。例えば、ヤップ州ではヤップ語、チューク州ではチューク語、ポンペイ州ではポンペイ語、コスラエ州ではコスラエ語が話されています。
- 通貨:通貨はアメリカドル(USD)です。
- 歴史:ミクロネシア連邦の歴史は、古代ポリネシア人やミクロネシア人の移住から始まります。16世紀にスペイン人が到達し、その後ドイツ、日本、アメリカの統治を受けました。1986年に自由連合契約に基づき独立を果たし、現在のミクロネシア連邦が誕生しました。
- 自然:ミクロネシア連邦は美しい珊瑚礁、ラグーン、熱帯雨林などの自然環境が豊かです。特にダイビングやシュノーケリングのスポットとして世界的に知られています。また、多様な海洋生物が生息しています。
- 文化:ミクロネシア連邦の文化は、多様な民族と伝統が融合したもので、各州ごとに異なる文化が見られます。伝統的な舞踊や音楽、工芸品が盛んで、特にカヌーの造りや航海術が有名です。また、宗教行事や祭りも盛んに行われています。
ミクロネシア連邦の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:1 自然遺産:0 複合遺産:0

ナン・マドール:東ミクロネシアの儀式の中心地
■文化遺産 / 2016年
ナン・マドールは、2016年にユネスコの世界遺産に登録されました。この遺跡は、1200年から1500年頃にかけて建造された100以上の人工島から成り立っており、それぞれの島には宮殿や神殿、霊廟、邸宅などが存在します。ナン・マドールは、シャウテレウル王朝の儀式と行政の中心地として機能していました。