ベラルーシ共和国

ベラルーシ共和国(Рэспу́бліка Белару́сь)は、東ヨーロッパに位置する内陸国です。北と東はロシア、西はポーランド、南はウクライナ、北西はリトアニアとラトビアと接しています。

ベラルーシ共和国の基本情報

  • 首都: ベラルーシの首都はミンスク(Мінск)で、同国最大の都市でもあります。ミンスクはベラルーシの政治、経済、文化の中心地です。
  • 面積:ベラルーシの総面積は約207,600平方キロメートルです。
  • 人口:2021年の時点で、ベラルーシの人口はおよそ9,400万人です。
  • 言語:ベラルーシの公用語はベラルーシ語(беларуская мова)とロシア語(русский язык)です。
  • 通貨:ベラルーシはベラルーシ・ルーブル(Беларуский рубель、BYN)を通貨として使用しています。
  • 歴史:ベラルーシの歴史は古代スラヴ民族にさかのぼり、中世にはキエフ・ルーシやリトアニア大公国の一部でした。20世紀にはソビエト連邦の一部となり、1991年に独立を果たしました。その後も国内政治や経済に多くの変革を経験しています。
  • 自然:ベラルーシは広大な森林地帯や湿地が広がる国で、多くの湖や川が存在します。ベラヴェージャの森は世界遺産に登録されており、ヨーロッパバイソンの保護区として知られています。
  • 文化:ベラルーシの文化は豊かで多様であり、音楽、文学、舞台芸術が重要な要素です。伝統的な料理には、ボルシチやペリメニ(餃子)、ドラニキ(じゃがいもパンケーキ)などがあります。また、民俗舞踊や工芸品もベラルーシの文化を代表するものです。クリスマスや復活祭などの祝祭日も大切にされています。

ベラルーシ共和国の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:3 自然遺産:1 複合遺産:0

ビャウォヴィエジャの森
■自然遺産 / 1979年
ビャウォヴィエジャの森は、ヨーロッパに残された最後の原生林の一つであり、特にヨーロッパバイソンの生息地として知られています。この森は、1979年にポーランド側が、1992年にベラルーシ側がユネスコの世界遺産に登録されました。

ミール地方の城と関連建物群
■文化遺産 / 2000年
ミール地方の城と関連建物群は、15世紀末から16世紀初めにかけて建設されたゴシック様式の城を中心とする建造物群です。後にルネサンス様式やバロック様式の要素が加えられ、現在の姿に至っています。この地域は、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体
■文化遺産 / 2005年
この複合体は、16世紀から17世紀にかけて建設されたラジヴィール家の居城であり、ルネサンス様式とバロック様式が融合した建築物です。2005年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。ネースヴィジ城は、中央ヨーロッパとロシアの建築の原点となり、多くの建築家や芸術家が集まる文化の中心地となりました。

シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群
■文化遺産 / 2005年
シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群は、ノルウェーのハンメルフェスト岬から黒海までの2820 kmを超える距離にわたる一連の三角測量地点です。この測量は、天文学者フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェによって1816年から1855年にかけて実施され、地球の正確な大きさと形状を証明する上で重要な役割を果たしました。

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