
リトアニア共和国(リトアニアきょうわこく)は、バルト三国の一つで、北ヨーロッパに位置する国です。歴史と文化が豊かで、美しい自然景観を持つ国です。
リトアニア共和国の基本情報
- 首都: ビリニュス:リトアニアの首都であり、最大の都市です。ビリニュスは歴史的な建物や教会、城が多く、旧市街はユネスコ世界遺産に登録されています。
- 面積:リトアニアの総面積は約65,300平方キロメートルです。
- 人口:2021年の時点で、リトアニアの人口はおよそ280万人です。
- 言語:リトアニアの公用語はリトアニア語(lietuvių kalba)です。
- 通貨:リトアニアはユーロ(Euro、€)を通貨として使用しています。
- 歴史:リトアニアの歴史は古代バルト民族にさかのぼります。中世にはリトアニア大公国として繁栄し、その後ポーランドと連合を組み、ポーランド・リトアニア連合として強力な国家を築きました。20世紀には独立を果たし、ソビエト連邦の一部となりましたが、1990年に再び独立を果たしました。
- 自然:リトアニアは美しい自然景観に恵まれており、バルト海の海岸線や多くの湖、川、森林が広がっています。また、多くの自然保護区や国立公園があり、様々な野生動物や植物が生息しています。
- 文化:リトアニアの文化は豊かで多様であり、音楽、舞台芸術、民俗舞踊などが重要な要素です。リトアニアは毎年開催される「リトアニア・ソング・アンド・ダンス・フェスティバル」で有名です。また、伝統的な料理には、ツェペリナイ(Zeppelinas、ジャガイモの団子)やリトアニアの黒パンなどがあります。クリスマスやイースターなどの祝祭日も大切にされています。
リトアニア共和国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:4 自然遺産:0 複合遺産:0

ヴィルニュスの歴史地区
■文化遺産 / 1994年
ヴィルニュスの歴史地区は、13世紀から18世紀末までリトアニア大公国の政治の中心地として栄えました。ゴシック、ルネッサンス、バロック、古典様式の建造物が多く残り、中世の都市景観が保存されています2。1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。

クルシュー砂州
■文化遺産 / 2000年
クルシュー砂州は、バルト海とクルシュー潟を隔てる細長い砂州で、約5000年前に形成されました。砂州は風と潮の作用によって形作られ、先史時代から人々が住み続けてきました。2000年にユネスコの世界遺産に登録され、その独特の文化的景観が評価されています。

ケルナヴェ古代遺跡(ケルナヴェ文化保護区)
■文化遺産 / 2004年
ケルナヴェ古代遺跡は、旧石器時代後期から中世までの住居跡、丘の砦、墓地遺跡などから構成される考古遺跡群です3。この地域は、リトアニア大公国の首都としても栄え、14世紀にはドイツ騎士団によって破壊されましたが、その後も保存状態が良好です3。2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。

シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群
■文化遺産 / 2005年
シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群は、19世紀の天文学者フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェによって設置された三角測量地点の連なりです。この観測地点群は、ノルウェーのハンメルフェスト岬から黒海までの2820km以上にわたり、地球の大きさを正確に測定するために設置されました。