アルメニアは南コーカサス地方に位置する国で、北はジョージア、東はアゼルバイジャン、南はイラン、西はトルコに接しています。
アルメニア共和国の基本情報
- 首都： アルメニアの首都はエレバン（Yerevan）です。
- 面積：アルメニアの面積は約29,743平方キロメートルです。
- 人口：2021年の推計によると、アルメニアの人口は約296万人です。
- 言語：アルメニアの公用語はアルメニア語です。
- 通貨：アルメニアの通貨はドラム（Dram）で、通貨記号はAMDです。
- 歴史：アルメニアは非常に古い歴史を持つ国で、紀元前6世紀にはアルメニア王国が成立しました。アルメニアは301年に世界初のキリスト教国となり、その後はペルシャ、ローマ、オスマン帝国、ソビエト連邦などの支配を受けました。1991年にソビエト連邦から独立を果たしました。
- 自然：アルメニアは美しい自然景観に恵まれており、山岳地帯が広がっています。特にアラガツ山、セヴァン湖などが有名です。また、国土の多くはアララト山を望むことができます。
- 文化：アルメニアの文化は、古代からの歴史とキリスト教の影響を受けています。伝統的な音楽や舞踊、絵画、手工芸品などが豊かで、アルメニアの教会建築も世界的に有名です。アルメニア料理も多彩で、特にケバブやラヴァッシュが人気です。
アルメニア共和国の世界遺産
世界遺産数：文化遺産：３ 自然遺産：０ 複合遺産：０
ハフパトとサナヒンの修道院群
■文化遺産 / 1996年
ハフパト修道院とサナヒン修道院は、10世紀から13世紀にかけて建設されたアルメニア正教の修道院群です。これらの修道院は、ビザンツ帝国の建築様式とコーカサス地方の伝統的な建築様式が融合したもので、アルメニアの宗教建築の傑作とされています。1996年にユネスコの世界遺産に登録され、2000年に登録範囲が拡大されました。
ゲハルト修道院とアザート川上流域
■文化遺産 / 2000年
ゲハルト修道院は、4世紀から13世紀にかけて建設されたアルメニア正教の修道院です。修道院の一部は岩盤を削って造られており、「アイリヴァンク（洞窟修道院）」とも呼ばれます。修道院の名称「ゲハルト」はアルメニア語で「槍」を意味し、キリストの脇腹を突いた聖槍の一部がここで発見されたことに由来します。2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。
エチミアツィンの大聖堂と教会群及びズヴァルトノツの古代遺跡
■文化遺産 / 2000年
エチミアツィンの大聖堂と教会群は、301年にアルメニアが世界で初めてキリスト教を国教とした際に建設されたもので、アルメニア使徒教会の中心地です。ズヴァルトノツの古代遺跡は、7世紀に建設された教会の遺跡で、10世紀に地震で崩壊しました。これらの遺跡は、2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。
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