ザルツブルク市街の歴史地区
■文化遺産 / 1996年
ザルツブルク市街の歴史地区は、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。中世から19世紀にかけての建築物が多く残り、特にバロック様式の美しい教会や建築物が特徴です。また、音楽の都としても知られ、モーツァルトの生誕地としても有名です。

シェーンブルン宮殿と庭園群
■文化遺産 / 1996年
シェーンブルン宮殿は、ハプスブルク家の夏の離宮として使用され、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。バロック様式の建築と広大な庭園が特徴で、宮殿内には1,441室の部屋があります。特に、マリア・テレジア・イエローと呼ばれる外壁の色が印象的です。

ハルシュタット-ダッハシュタイン・ザルツカンマーグートの文化的景観
■文化遺産 / 1997年
この地域は、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。紀元前2000年から続く岩塩採掘の歴史を持ち、青銅器時代から初期鉄器時代にかけて繁栄したハルシュタット文化の中心地です。美しい自然景観と歴史的建造物が融合した文化的景観が特徴です。

ゼメリング鉄道
■文化遺産 / 1998年
ゼメリング鉄道は、1848年から1854年にかけて建設され、1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。ヨーロッパで最初に国際標準軌間を採用した山岳鉄道であり、14のトンネル、16の高架橋、100を超える石橋、11の鉄橋が特徴です。設計者カール・リッター・フォン・ゲーガは、急勾配やカーブを克服するために最新の技術を用いました。

グラーツ市歴史地区とエッゲンベルグ城
■文化遺産 / 1999年
グラーツ市歴史地区とエッゲンベルグ城は、1999年にユネスコの世界遺産に登録されました。グラーツ市は中世からの歴史を持ち、様々な建築様式が調和していることが評価されています。エッゲンベルグ城は2010年に拡大登録され、グラーツ市の歴史的価値を補完しています。

ヴァッハウ渓谷の文化的景観
■文化遺産 / 2000年
ヴァッハウ渓谷の文化的景観は、2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、先史時代から人々が生活していた証拠が多く残っており、特に中世からの建築物や農地が評価されています。

ウィーン歴史地区
■文化遺産 / 2001年
ウィーン歴史地区は2001年にユネスコの世界遺産に登録されました。市内には中世からバロック、19世紀の建築物が立ち並び、音楽、文化、芸術の歴史が色濃く残っています。この地区は、ハプスブルク帝国の中心としての栄華を誇り、ヨーロッパの文化的遺産を体験することができます。

カルパチア山脈とヨーロッパ地域の古代及び原生ブナ林
■自然遺産 / 2007年
カルパチア山脈とヨーロッパ地域の古代及び原生ブナ林は、2007年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、最終氷期以降のヨーロッパブナの生息域の拡大に伴う陸域生態系の変遷と再定着、そしてヨーロッパブナの遺伝的適応を示す良い例とされています。

フェルテー湖/ノイジードラー湖の文化的景観
■文化遺産 / 2001年
フェルテー湖/ノイジードラー湖の文化的景観は、2001年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、約8000年にわたって異文化が交差する場所であり、湖の周囲には田舎風の貴族の館や、18〜19世紀のハンガリーの宮殿風の館などが点在しています。

アルプス山系の先史時代杭上住居跡群
■文化遺産 / 2011年
アルプス山系の先史時代杭上住居跡群は、2011年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、紀元前5000年から紀元前500年にかけて建設された杭上住居（高床式住居）の遺跡群であり、ヨーロッパ初期の農耕社会の様子を示す重要な遺跡です。