
モンテネグロは、バルカン半島に位置する美しい国で、アドリア海に面しています。小さな国ですが、豊かな歴史と多様な文化を持っています。
モンテネグロの基本情報
- 首都: ポドゴリツァ:モンテネグロの首都であり、最大の都市です。ポドゴリツァは政治、経済、文化の中心地で、多くの観光スポットがあります。
- 面積:モンテネグロの面積は約13,812平方キロメートルです。
- 人口:モンテネグロの人口は約62万人(2023年推計)です。
- 言語:モンテネグロの言語はモンテネグロ語です。
- 通貨:モンテネグロの通貨はユーロ(EUR)です。
- 歴史:モンテネグロの歴史は非常に古く、古代イリュリア人やローマ人がこの地域に住んでいました。中世にはセルビア王国の一部となり、その後オスマン帝国の支配を受けました。20世紀にはユーゴスラビアの一部として統合され、2006年に独立を果たしました。
- 自然:モンテネグロは美しい自然環境に恵まれています。アドリア海に面した美しい海岸線や、デュルミトル国立公園、コトル湾などが観光名所として有名です。また、豊かな生態系を持つ森林や山岳地帯も広がっています。
- 文化:モンテネグロは多様な文化遺産を持ち、音楽、舞踊、文学、美術などが発展しています。特にモンテネグロの伝統的な音楽や舞踊、民族衣装が魅力的です。また、モンテネグロ料理は地元の新鮮な食材を使ったシンプルで美味しい料理が特徴で、特にシーフードや肉料理が人気です。
モンテネグロの世界遺産
世界遺産数:文化遺産:2 自然遺産:1 複合遺産:0

コトルの自然と文化-歴史地域
■文化遺産 / 1979年
コトルは、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、アドリア海の美しいリアス式海岸に位置し、古代からの都市遺跡やヴェネツィア共和国の影響を色濃く残す建造物群、壮大な自然景観が見事に調和しています。コトルは中世から交易都市として栄え、スラブ諸国で最初の航海士学校があったことでも有名です。

ドゥルミトル国立公園
■自然遺産 / 1980年
ドゥルミトル国立公園は、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。この公園は、標高2523メートルのボボトフ・クックを含む50以上の山々、深い峡谷、氷河湖、洞窟など、多様な地形が広がる広大な自然保護区です。特に、タラ川の峡谷はヨーロッパで最も深い峡谷の一つであり、氷河期の地形がそのまま残されています。

中世墓碑ステチュツィの墓所群
■文化遺産 / 2016年
中世墓碑ステチュツィの墓所群は、12世紀後半から16世紀にかけて建てられた一枚岩の墓碑で、特に14世紀と15世紀に集中的に制作されました。これらの墓碑は、東西文化の伝統や南東ヨーロッパの中世文化の精神的、芸術的、歴史的な側面を証言する貴重な遺産です。2016年にユネスコの世界遺産に登録されました。