パキスタンは南アジアに位置する国家で、インドと中国、アフガニスタン、イランと国境を接しています。独立以来、重要な地域大国としての役割を果たしています。
パキスタン・イスラム共和国の基本情報
- 首都： 首都 イスラマバード
- 面積：面積 約881,913平方キロメートル
- 人口：人口 約2.2億人（2021年時点）
- 言語：公用語はウルドゥー語と英語。多くの地域言語も話されています。
- 通貨：通貨 パキスタン・ルピー（PKR）
- 歴史：パキスタンの歴史は非常に古く、インダス文明から始まり、多くの王朝が興隆しました。1947年にインドから分離独立し、パキスタンが成立しました。独立後、東パキスタン（現在のバングラデシュ）との分離紛争など、政治的・社会的な変動が続きました。
- 自然：パキスタンの地形は多様で、北部にはカラコルム山脈が広がり、世界で二番目に高い山であるK2が存在します。南部にはインダス川が流れ、肥沃な平野が広がっています。また、バルーチスタンの砂漠地帯や、アラビア海に面した海岸線も特徴的です。
- 文化：パキスタンの文化は非常に多様で、イスラム教が主要な宗教であり、その教えが生活の中に深く根付いています。伝統的な音楽、舞踊、詩、工芸品が豊かで、特にガンダーラ美術やムガル建築が有名です。パキスタン料理も香辛料を多用し、独特の風味が特徴です。
パキスタン・イスラム共和国の世界遺産
世界遺産数：文化遺産：６ 自然遺産：０ 複合遺産：０
モヘンジョダロの遺跡群
■文化遺産 / 1980年
モヘンジョダロは「死の丘」という意味で、インダス文明を代表する都市遺跡です。紀元前2500〜1500年に栄えた都市で、西側に城塞、東側には整備された市街地があります。古代の都市計画と建築技術が際立ち、貴重な文化財として知られています。
タキシラ
■文化遺産 / 1980年
タキシラは紀元前6世紀に築かれた古代都市遺跡で、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。ここは、ペルシャ、ギリシャ、インドの文化が交錯し、仏教の中心地としても栄えました。
タフティ-バヒーの仏教遺跡群とサライ-バロールの近隣都市遺跡群
■文化遺産 / 1980年
タフティ-バヒーの仏教遺跡群とサライ-バロールの近隣都市遺跡群は、パキスタンのカイバル・パクトゥンクワ州に位置し、マルダンから約15km、ペシャーワルから北西へ約80kmの場所にあります。
タッターの文化財
■文化遺産 / 1981年
タッターは、14世紀から18世紀にかけてシンド地方の中心都市として栄えました。ここにはムガル帝国のシャー・ジャハーンが建造したモスクや、イスラム世界最大の墓地であるマクリの丘などの文化財が残されています。1981年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ラホールの城塞とシャーリマール庭園
■文化遺産 / 1981年
ラホールの城塞とシャーリマール庭園は、ムガル帝国時代に築かれた歴史的建造物で、1981年にユネスコの世界遺産に登録されました。ラホール城は、ムガル帝国の第3代皇帝アクバルによって築かれ、その後の皇帝たちによって拡張されました。シャーリマール庭園は、第5代皇帝シャー・ジャハーンによって造営されたペルシャ式泉水庭園です。
ロータス城塞
■文化遺産 / 1997年
ロータス城塞は、16世紀にスール朝の創設者シェール・シャーによって建造された要塞で、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。この城塞は、アフガニスタンとインド亜大陸の建築様式を融合させた優れた軍事建築の例とされています。
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