インドネシア共和国（インドネシアきょうわこく）は、東南アジアとオセアニアに位置する国で、1万7千以上の島々から成る群島国家です。
インドネシア共和国の基本情報
- 首都： ジャカルタ：インドネシアの首都であり、最大の都市です。ジャカルタは政治、経済、文化の中心地で、多くの歴史的建物や観光スポットがあります。
- 面積：面積: 約1,904,569平方キロメートル
- 人口：人口: 約2億7500万人（2023年推計）
- 言語：公用語: インドネシア語
- 通貨：通貨: インドネシア・ルピア（IDR）
- 歴史：インドネシアの歴史は非常に古く、紀元前にまで遡ります。多くの王国や王朝が栄え、その後16世紀にはヨーロッパの植民地支配が始まりました。特にオランダによる支配が長く続きましたが、第二次世界大戦後の1945年に独立を果たしました。
- 自然：インドネシアは豊かな自然環境に恵まれており、多様な生態系が存在します。多くの火山があり、美しいビーチや熱帯雨林、サンゴ礁があります。特にバリ島やコモド島は観光地として有名です。
- 文化：インドネシアは多様な文化遺産を持ち、音楽、舞踊、工芸品などが発展しています。各地域ごとに独自の文化が存在し、特にバリ島の舞踊やジャワ島のガムラン音楽が有名です。また、インドネシア料理は多様で、ナシゴレン（炒めご飯）やサテ（串焼き）が代表的です。
インドネシア共和国の世界遺産
世界遺産数：文化遺産：４ 自然遺産：４ 複合遺産：０
ボロブドゥル寺院遺跡群
■文化遺産 / 1991年
ボロブドゥル寺院遺跡群は、9世紀から14世紀にかけて建設された仏教寺院の遺跡で、ジャワ島の歴史と文化を象徴する重要な遺産です。この遺跡群は、ジャワ島の古代文明の繁栄と仏教の影響を示しています。
ウジュン・クロン国立公園
■自然遺産 / 1991年
ウジュン・クロン国立公園は、ジャワ島の中央部に位置する広大な国立公園で、ジャワオオコウモリやジャワオオコモリヤマネコなどの希少な動物が生息しています。この公園は、ジャワオオコウモリの保護区としても知られており、世界遺産にも登録されています。
コモド国立公園
■自然遺産 / 1991年
コモド国立公園は、インドネシアの小スンダ列島に位置し、コモド島、リンチャ島、パダール島を含む173.5平方キロメートルの面積を持つ国立公園です。1991年にユネスコの世界遺産（自然遺産）に登録されました。この公園は、世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲが生息することで有名です。
プランバナン寺院遺跡群
■文化遺産 / 1991年
プランバナン寺院遺跡群は、9世紀から14世紀にかけて建設されたヒンドゥー教寺院の遺跡群です。この遺跡群は、ジャワ島の古代文明の象徴とされており、多くの石碑や彫刻が残されています。
サンギラン初期人類遺跡
■文化遺産 / 1996年
サンギラン初期人類遺跡は、ユネスコの世界遺産に登録されている文化遺産の一つです。1930年代に行われた発掘調査で、ジャワ原人（ホモ・エレクトス・エレクトス）やメガントロプスなどの初期人類の化石が多数発見されました。この遺跡は、少なくとも150万年前から1万年前までの人類の進化を示す重要な場所です。
ロレンツ国立公園
■自然遺産 / 1999年
ロレンツ国立公園は、1999年にユネスコの世界遺産（自然遺産）に登録された広大な自然保護区です。公園の面積は約25,056平方キロメートルで、インドネシア最大の自然保護区の一つです。公園内には氷河湖やモレーンなどの氷河地形、湿地帯、マングローブ林など多様な自然景観が広がっています。
スマトラの熱帯雨林遺産
■自然遺産 / 2004年
スマトラの熱帯雨林遺産は、インドネシアのスマトラ島に位置する3つの国立公園（グヌン・ルスル国立公園、クリンチ・スブラット国立公園、ブキット・バリサン・スラタン国立公園）から成る世界遺産です。この地域は、東南アジアで最大級の保護地域の一つであり、多様な生態系と固有種を守る重要な役割を果たしています。
バリ州の文化的景観：トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システム
■文化遺産 / 2012年
バリ州の文化的景観は、トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システムが特徴です。このシステムは、水、土、火、風の四元素をバランスよく組み合わせ、持続可能な農業を実現しています。
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