中華人民共和国

中華人民共和国(中国)は、東アジアに位置する広大な国で、世界で最も人口が多い国です。

中華人民共和国の基本情報

  • 首都: 北京市(ペキン):中国の首都であり、政治、文化の中心地です。多くの歴史的建物や観光名所があります。
  • 面積:面積: 約9,596,961平方キロメートル
  • 人口:人口: 約14億人(2023年推計)
  • 言語:公用語: 中国語(普通話)
  • 通貨:通貨: 人民元(CNY)
  • 歴史:中国の歴史は非常に古く、紀元前3千年紀頃の黄河流域での文明から始まります。秦、漢、唐、宋、元、明、清など、多くの王朝が興亡し、その後1912年に中華民国が成立しました。1949年に中華人民共和国が成立し、現在に至ります。
  • 自然:中国は非常に多様な自然環境を持ちます。高山、平野、砂漠、川、海岸線など、様々な地形が広がっています。特に長江(揚子江)や黄河、チベット高原、万里の長城などが有名です。
  • 文化:中国は豊かな文化遺産を持ち、文学、芸術、建築、音楽、舞踊などが発展しています。特に古代の文化遺産や伝統行事、工芸品が注目されます。また、中国料理は世界中で愛されており、地域ごとに特色のある料理が楽しめます。

中華人民共和国の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:36 自然遺産:12 複合遺産:4

泰山
■複合遺産 / 1987年
泰山は中国五岳の一つであり、道教の聖地として知られています。標高1,545メートルのこの山は、古代から歴代の皇帝が巡礼に訪れた場所であり、1987年にユネスコの世界文化・自然複合遺産に登録されました。

万里の長城
■文化遺産 / 1987年
万里の長城は紀元前7世紀から紀元16世紀にかけて建造された、中国の歴代王朝が築いた防衛用の壁です。1987年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この長城は全長21,196キロメートルに及び、世界で最も長い防衛施設として知られています。

北京と瀋陽の明・清朝の皇宮群
■文化遺産 / 1987年
この世界遺産は、1987年にユネスコの世界文化遺産に登録され、2004年に拡張されました。北京の故宮(紫禁城)と瀋陽の瀋陽故宮は、明と清の歴代皇帝の宮殿であり、中国の歴史と文化を象徴する重要な遺産です。

莫高窟
■文化遺産 / 1987年
莫高窟は、4世紀から約千年間にわたって彫り続けられた仏教遺跡で、1987年にユネスコの世界文化遺産に登録されました2。大小492の石窟に彩色塑像と壁画が保存されており、仏教美術として世界最大の規模を誇ります。

秦の始皇陵
■文化遺産 / 1987年
秦の始皇陵は、中国初代皇帝秦始皇(紀元前259年 – 紀元前210年)の墓です。兵馬俑の発掘で有名で、1987年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この遺跡は、兵馬俑を含む広大な地下墓所と、数多くの副葬品で知られています。

周口店の北京原人遺跡
■文化遺産 / 1987年
周口店の北京原人遺跡は、約25万年前から40万年前に住んだとされる北京原人(ホモ・エレクトス・ペキネンシス)の遺跡です。1921年に発見され、1987年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この遺跡は、旧石器時代の人類の生活を示す重要な考古学的遺跡です。

黄山
■複合遺産 / 1990年
黄山は中国の五岳の一つであり、道教の聖地として知られています。1990年にユネスコの世界文化・自然複合遺産に登録されました。黄山は、独特の花崗岩の峰々、雲海、奇松、温泉などの自然景観で有名です。

九寨溝の渓谷の景観と歴史地域
■自然遺産 / 1992年
九寨溝は、カルスト地形の中に広がる自然保護区で、1992年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。標高2,000メートルから4,500メートルの範囲に広がるこの地域は、美しい湖、滝、森林、そして多様な動植物が特徴です。

黄龍の景観と歴史地域
■自然遺産 / 1992年
黄龍は、岷山山脈の一部である玉翠山の山頂(標高約5100メートル)から北に向かって伸びる全長7.5キロメートルの峡谷で、1992年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。この地域は、石灰岩層が露出して形成されたカルスト地形で、美しい湖沼群や滝、温泉などが特徴です。

武陵源の自然景観と歴史地域
■自然遺産 / 1992年
武陵源は、1992年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。この地域は、3000以上の珪岩の柱が立ち並ぶ独特の景観を持つ森林公園で、総面積は264平方キロメートルに及びます。地殻変動によって形成されたこの景観は、約1億8000年前に海底に沈んでいた砂岩が風化してできたものです。

承徳の避暑山荘と外八廟
■文化遺産 / 1994年
承徳の避暑山荘は、清朝時代の皇帝が夏の避暑地として使用した離宮です。1703年に康熙帝が建設を開始し、乾隆帝の時代に完成しました。総面積は564万平方メートルで、周囲の城壁は10キロメートルに及びます。外八廟は、避暑山荘の周囲に建てられた寺院群で、チベット仏教の影響を受けた建築様式が特徴です。

曲阜の孔廟、孔林、孔府
■文化遺産 / 1994年
曲阜の孔廟、孔林、孔府は、儒教の始祖である孔子を祀るための建造物群です。孔廟は孔子を祀る廟所であり、孔林は孔子とその一族の墓地、孔府は孔子の直系子孫が住んでいた邸宅です。これらは「三孔」と呼ばれ、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。

武当山の古代建築物群
■文化遺産 / 1994年
武当山は道教の聖地として知られ、7世紀から道教の寺院が築かれ始めました。15世紀に明の永楽帝によって再建された紫霄宮をはじめ、多くの建築物が並びます。武当山は中国武術の武当拳の発祥地でもあり、太極拳へと繋がる伝説もあります。

ラサのポタラ宮歴史地区
■文化遺産 / 1994年
ラサのポタラ宮歴史地区は、チベット仏教の聖地として知られ、7世紀にチベット全域を統一した吐蕃の王、ソンツェン・ガンポによって築かれました。ポタラ宮は、ダライ・ラマの冬の宮殿として使用され、白宮と紅宮の2つの部分に分かれています。1994年にユネスコの世界遺産に登録され、2000年と2001年に拡張登録されました。

廬山国立公園
■文化遺産 / 1996年
廬山国立公園は、険しい山々、美しい渓谷、豊かな文化遺産が特徴の山岳地域です。標高1474メートルの漢陽峰を中心に、171もの峰々が連なり、東側には中国最大の淡水湖である鄱陽湖が広がっています3。1996年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

峨眉山と楽山大仏
■複合遺産 / 1996年
峨眉山は中国仏教の聖地であり、標高3099メートルの山です。漢時代から仏教寺院が建設され、現在も多くの寺院が存在します。楽山大仏は、713年に建設が始まり、803年に完成した世界最大の石仏で、高さは71メートルです。

麗江旧市街
■文化遺産 / 1997年
麗江旧市街は、ナシ族(納西族)によって築かれた歴史的な都市で、1997年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。城壁を持たない独特の石城で、迷路のような街路と水路が特徴です。ナシ族の文化と建築様式が色濃く残るこの街は、異民族の文化を取り入れた独特の景観を持ちます。

古都平遥
■文化遺産 / 1997年
平遥古城は、紀元前8世紀に遡る歴史を持つ古い城郭都市で、1997年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。14世紀の明代に改築・拡張され、城壁内には明代や清代に作られた建造物が並び、保存状態も良好です。特に清代末期には金融業の中心地として栄え、中国で最初の銀行「日昇昌」が設立されました。

蘇州古典園林
■文化遺産 / 1997年
蘇州古典園林は、16世紀から18世紀にかけて建設された庭園群で、1997年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。これらの庭園は、自然と人工の調和を追求した中国伝統の造園技術の最高傑作とされています。蘇州古典園林には、拙政園、留園、網師園、環秀山荘などが含まれます。

頤和園、北京の皇帝の庭園
■文化遺産 / 1998年
頤和園は、清朝時代に造られた皇室庭園で、1998年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。元々は「清漪園」と呼ばれていましたが、1886年に西太后によって再建され、「頤和園」と改称されました。頤和園は、昆明湖と万寿山を中心に広がる広大な庭園で、杭州の西湖を模倣して造られた人工湖と美しい景観が特徴です。

天壇:北京の皇帝の廟壇
■文化遺産 / 1998年
天壇は、明朝時代に建設された皇帝の祭祀施設で、1998年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。1420年に永楽帝によって建立され、皇帝が天に対して豊作や国家の安泰を祈るための場所として使用されました。天壇は、天地の神を祀るための祭壇であり、特に冬至の日には重要な儀式が行われました。

武夷山
■複合遺産 / 1999年
武夷山は、1999年にユネスコの世界複合遺産に登録されました。この地域は、奇岩や渓谷が織りなす美しい景観で知られ、九曲渓や天遊峰などの名所があります。また、朱子学の祖である朱熹が創設した「武夷精舎」などの文化遺産も多く存在します。

大足石刻
■文化遺産 / 1999年
大足石刻は、9世紀から13世紀にかけて彫られた仏教、道教、儒教の石刻群で、1999年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。宝頂山、北山、南山、石篆山、石門山の5つの主要な石刻群があり、合計で5万体以上の石像が存在します。特に宝頂山の釈迦涅槃像や千手観音菩薩像が有名です。

青城山と都江堰水利(灌漑)施設
■文化遺産 / 2000年
青城山は道教の発祥地の一つであり、豊かな自然景観と深い文化的背景を持つ名山です。都江堰水利施設は紀元前3世紀に建設された古代の灌漑施設で、現在でも機能しています。2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

安徽南部の古村落-西逓・宏村
■文化遺産 / 2000年
西逓(せいてい)と宏村(こうそん)は、14世紀から20世紀にかけて建設された伝統的な村落で、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。これらの村は「徽派建築」と呼ばれる独特の建築様式を持ち、漆喰を塗った白い壁と濃灰色の瓦屋根が特徴です。西逓と宏村は、商業の発展によって繁栄し、当時の社会経済の構造を示す重要な遺産です。

龍門石窟
■文化遺産 / 2000年
龍門石窟は、北魏時代の493年に建設が始まり、唐代にかけて約400年間にわたって彫られた仏教石窟寺院です。約2,300の洞窟と10万以上の仏像があり、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

明・清朝の皇帝陵墓群
■文化遺産 / 2000年
明・清朝の皇帝陵墓群は、明(1368〜1644年)と清(1616〜1912年)の時代に建造された皇帝やその家族の陵墓群です。これらの陵墓は、風水の原則に基づいて選ばれた土地に建てられ、豪華な装飾と建築技術が施されています。2000年にユネスコの世界文化遺産に登録され、その後2003年と2004年に追加登録が行われました。

雲崗石窟
■文化遺産 / 2001年
雲崗石窟は、北魏時代の460年に建設が始まり、約400年間にわたって彫られた仏教石窟寺院です。東西約1kmにわたる51の石窟があり、約5万体の仏像が彫られています。2001年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

雲南三江併流の保護地域群
■自然遺産 / 2003年
雲南三江併流保護区は、金沙江(長江の上流)、瀾滄江(メコン川の上流)、怒江(サルウィン川の上流)の3つの大河が約170kmもの間に並行して流れるエリアです。この地域は、標高6000mを越えるヒマラヤ山脈の東端に位置し、多様な生態系と地形が見られます。2003年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。

古代高句麗王国の首都と古墳群
■文化遺産 / 2004年
古代高句麗王国の首都と古墳群は、紀元前37年から668年まで存在した高句麗王国の遺跡群です。この遺跡群には、五女山城、丸都山城、国内城などの都城遺跡と、王や貴族の墓が含まれています。2004年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

マカオ歴史地区
■文化遺産 / 2005年
マカオ歴史地区は、16世紀半ばから1999年までポルトガルの統治下にあったマカオの歴史的な街並みを保存しています。東洋と西洋の文化が融合した独特の景観が特徴で、2005年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

殷墟
■文化遺産 / 2006年
殷墟は古代中国の殷王朝後期(紀元前14世紀ごろ – 紀元前11世紀ごろ)の首都の遺構です。殷墟は、甲骨文字の発祥地としても知られ、2006年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

四川ジャイアントパンダ保護区群
■自然遺産 / 2006年
ジャイアントパンダ保護区群は、絶滅の危機にあるジャイアントパンダの30%以上が生息する世界で最も重要なパンダの生息地です。総面積は約9,200平方キロメートルで、7つの自然保護区と9つの風景名勝区から構成されています。2006年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。

開平の望楼群と村落
■文化遺産 / 2007年
開平の望楼群と村落は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて建造された高層建築群で、華僑によって建てられました。これらの望楼は、中国の伝統建築とヨーロッパの建築様式が融合した独特のデザインが特徴です。2007年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

中国南方カルスト
■自然遺産 / 2007年
中国南方カルストは、石灰岩が水によって侵食されて形成された独特の地形で、2007年にユネスコの世界遺産に登録されました。2014年にはさらに拡張され、現在では7つの地域が登録されています。この地域は、約2億5000万年以上前のペルム紀から中生代にかけて形成されたもので、地質学的にも非常に貴重です。

福建の土楼
■文化遺産 / 2008年
福建の土楼は、13世紀から20世紀にかけて建てられた伝統的な集合住宅で、2008年にユネスコの世界遺産に登録されました。これらの建物は、厚い土壁と木の骨組みで構成されており、外敵や自然災害から住民を守るための要塞としての機能も持っています。

三清山国立公園
■自然遺産 / 2008年
三清山国立公園は、花崗岩の峰や柱状の奇岩が特徴的な自然公園で、2008年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、道教の聖地としても知られ、三清(玉京、玉虚、玉華の三峰)が頂上に座っているように見えることからその名が付けられました。

五台山
■文化遺産 / 2009年
五台山は、五つの主要な峰(東台、西台、南台、北台、中台)から成り立っており、その名の由来となっています。2009年にユネスコの世界遺産に登録され、中国四大仏教名山の一つとして知られています。五台山は、仏教とラマ教が共存する中国唯一の場所であり、歴史的にも宗教的にも重要な地位を占めています。

河南登封の文化財“天地之中”
■文化遺産 / 2010年
河南登封の文化財“天地之中”は、古代中国の宇宙観を反映した歴史的建造物群で、2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、嵩山を中心に、仏教、道教、儒教などの宗教的建造物や天文学施設が点在しています。嵩山は古代から「天地の中央」として崇められてきました。

中国丹霞
■自然遺産 / 2010年
中国丹霞は、赤い砂岩が長い年月をかけて風化や浸食を受けて形成された独特の地形で、2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、ジュラ紀から第三紀にかけて堆積した砂岩や礫岩が、湿潤多雨な気候による浸食作用や土地の隆起などによって形成されました。

杭州西湖の文化的景観
■文化遺産 / 2011年
杭州西湖の文化的景観は、2011年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、唐(618〜907年)の時代以降、多くの詩人や画家によって称賛され、中国の伝統的な景観の最たる例となりました。西湖の景観は、自然と人工の要素が巧みに調和しており、東アジアの造園デザインに大きな影響を与えました。

澄江の化石産地
■自然遺産 / 2012年
澄江の化石産地は、カンブリア紀初期(約5億3000万年前)の海洋生物の化石が多く出土する地域で、2012年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、カナダのバージェス頁岩と並んで世界的に重要な化石生物群である澄江動物群が産出する場所として知られています。

上都(ザナドゥ)の遺跡
■文化遺産 / 2012年
上都(ザナドゥ)は、モンゴル帝国の初代皇帝クビライ・ハンが1256年に建設した都市で、2012年にユネスコの世界遺産に登録されました。この都市は、モンゴル人と中国人の文化が融合した独特の都市計画が特徴で、中国の伝統的な風水理論に基づいて設計されました。

紅河ハニ棚田群の文化的景観
■文化遺産 / 2013年
紅河ハニ棚田群は、ハニ族が1300年以上にわたり築き上げた棚田で、2013年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は、赤い砂岩が風化して形成された独特の地形と、ハニ族の伝統的な農業技術が融合した景観が特徴です。棚田は、山岳地帯の急斜面に広がり、複雑な灌漑システムによって維持されています。

新疆天山
■自然遺産 / 2013年
新疆天山は、2013年にユネスコの世界遺産に登録された自然遺産です。この地域は、東西に約1,760kmにわたる広大な山脈で、美しい自然景観と多様な生態系が特徴です。最高峰のトムール山(標高7,439m)をはじめ、氷河、森林、湿地、草原、河川、湖、赤い渓谷など、多彩な自然美が広がっています。

シルクロード:長安?天山回廊の交易路網
■文化遺産 / 2014年
この交易路網は、2014年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。シルクロードの一部であり、紀元前2世紀から紀元16世紀までの間、東西の文化交流と交易の重要なルートとして栄えました。シルクロードは、絹、香辛料、宝石、陶磁器などの交易品が交換されるだけでなく、宗教や思想、技術も広まりました。

中国大運河
■文化遺産 / 2014年
中国大運河は、紀元前5世紀に起源を持ち、隋朝時代(581-618年)に大規模な建設が行われました。以来、歴代の王朝によって整備・拡張され、2014年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この運河は、運輸、灌漑、防衛のための重要な水路であり、中国の歴史と経済発展に大きな影響を与えました。

土司の遺跡群
■文化遺産 / 2015年
土司の遺跡群は、2015年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。土司制度は、中国の歴代王朝が南部や西南部の少数民族を統治するために採用した制度で、土司は地方の世襲制の首長として任命されました。この制度は13世紀から20世紀初頭まで続き、土司の遺跡群はその歴史的な証拠を示しています。

湖北省の神農架
■自然遺産 / 2016年
神農架は、2016年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。この地域は、中国中央部最大の原生林保護区であり、豊かな生物多様性が特徴です。神農架は、古代の三皇の一人である神農皇帝が薬草を摘むために訪れたとされ、その名が付けられました。

左江花山のロック・アートの文化的景観
■文化遺産 / 2016年
左江花山のロック・アートの文化的景観は、2016年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この地域には、紀元前5世紀から紀元2世紀にかけて描かれた大規模な岩絵群が存在し、雒越(らくえつ)人によって描かれたとされています。これらの岩絵は、赤鉄鉱と植物の樹液を混ぜた顔料で描かれており、人物、動物、船、銅鼓などが描かれています。

鼓浪嶼:歴史的共同租界
■文化遺産 / 2017年
鼓浪嶼は、2017年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この島は、1843年に廈門が開港された後、1903年に外国人居留地として共同租界が設立されました。ここでは、中国、東南アジア、ヨーロッパの建築様式が融合した独自の「アモイ・デコ様式」の建築物が見られます。

青海可可西里
■自然遺産 / 2017年
青海可可西里は、2017年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。この地域は、広大な自然保護区であり、絶滅危惧種を含む多くの野生動物が生息しています。特に、チベットアンテロープやチベットカモシカなどの希少な哺乳類が見られます。

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