
マレーシアは、東南アジアに位置する連邦国家で、マレー半島とボルネオ島の一部から成り立っています。多民族・多文化社会が特徴です。
マレーシアの基本情報
- 首都: クアラルンプール:マレーシアの首都であり、最大の都市です。クアラルンプールは政治、経済、文化の中心地で、多くの歴史的建物や現代的な建造物があります。
- 面積:面積: 約330,803平方キロメートル
- 人口:人口: 約3300万人(2023年推計)
- 言語:公用語: マレー語
- 通貨:通貨: マレーシア・リンギット(MYR)
- 歴史:マレーシアの歴史は非常に古く、紀元前の時代から人々が住んでいました。16世紀にはポルトガルやオランダ、イギリスの植民地支配を受けました。1957年にマラヤ連邦として独立し、1963年に現在のマレーシア連邦が成立しました。
- 自然:マレーシアは美しい自然環境に恵まれています。豊かな熱帯雨林やビーチ、山々があります。特にボルネオ島のサバ州とサラワク州は、多様な生態系を持つ自然保護区が多く、観光客に人気です。また、ペナン島やランカウイ島も美しいビーチで有名です。
- 文化:マレーシアは多文化社会であり、マレー系、中国系、インド系の人々が共存しています。そのため、多様な文化イベントや祭りが盛んに行われています。特にチャイニーズニューイヤーやハリ・ラヤ・アイディルフィトリなどが有名です。また、マレーシア料理も多様で、ナシレマやラクサ、サテーなどが人気です。
マレーシアの世界遺産
世界遺産数:文化遺産:2 自然遺産:2 複合遺産:0

キナバル自然公園
■自然遺産 / 2000年
キナバル自然公園は、マレーシア最高峰のキナバル山を含む約754平方キロメートルの広大な自然公園です。1964年に国立公園として設立され、2000年にはユネスコの世界遺産に登録されました。公園内には多様な動植物が生息し、特に世界最大の花ラフレシアや食虫植物のウツボカズラが見られます。

グヌン・ムル国立公園
■自然遺産 / 2000年
グヌン・ムル国立公園は、2000年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。公園内には、総延長約175kmのクリアウォーター洞窟系や、約50kmのベナラット洞窟系など、巨大かつ長大な洞窟群が広がっています。また、公園内には約3500種の維管束植物や100種のヤシが生息しています。

マラッカとジョージタウン、マラッカ海峡の古都群
■文化遺産 / 2008年
マラッカとジョージタウンは、マラッカ海峡を通る貿易路の中継地として、500年以上にわたり東西の交易品や文化が盛んに行き交いました。これにより、独特の町並みが形成され、多文化が共存する都市となりました。2008年に世界文化遺産に登録されました。

レンゴン渓谷の考古遺跡
■文化遺産 / 2012年
レンゴン渓谷は、約183万年前から1700年前までの旧石器時代から鉄器時代にかけての人類の居住跡が残る考古遺跡群です。200万年以上前の人類の足跡が残ることで知られ、アフリカ大陸以外で最も古い遺跡の一つとされています。2012年に世界文化遺産に登録されました。