アメリカ合衆国

アメリカ合衆国(United States of America, USA)は、北アメリカ大陸に位置する連邦共和国で、50の州と連邦区から成り立っています。

アメリカ合衆国の基本情報

  • 首都: ワシントンD.C.:アメリカ合衆国の首都であり、政治の中心地です。ホワイトハウスや国会議事堂、スミソニアン博物館などが有名です。
  • 面積:アメリカ合衆国の面積は、約9,826,675平方キロメートルです。
  • 人口:アメリカ合衆国の人口は、約3億3,100万人です(2023年推計)
  • 言語:公用語: 公式にはないが、英語が事実上の公用語とされています。
  • 通貨:通貨: アメリカ合衆国の通貨はアメリカドル(USD)です。
  • 歴史:アメリカの歴史は、1492年のクリストファー・コロンブスによる「発見」から始まり、その後ヨーロッパの植民地時代を経て、1776年の独立宣言によって独立を果たしました。その後、南北戦争や産業革命、第一次・第二次世界大戦、冷戦など、多くの歴史的な出来事を経て現在に至ります。
  • 自然:アメリカは広大な自然環境を持ち、国立公園や自然保護区が数多く存在します。特にグランドキャニオン、イエローストーン国立公園、ヨセミテ国立公園などが有名です。また、アラスカ州の氷河やハワイ州の火山、フロリダ州のエバーグレーズなど、多様な自然環境が楽しめます。
  • 文化:アメリカは多文化社会であり、様々な人種や民族が共存しています。そのため、多様な文化イベントや祭りが盛んに行われています。アメリカの文化は音楽、映画、スポーツなど多岐にわたり、世界的にも影響力があります。特にハリウッド映画やジャズ、ロック、ヒップホップなどの音楽が有名です。また、アメリカ料理も多様で、ハンバーガーやピザ、ステーキなどが代表的です。

アメリカ合衆国の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:10 自然遺産:12 複合遺産:1

メサ・ヴェルデ国立公園
■文化遺産 / 1978年
メサ・ヴェルデ国立公園は、プエブロインディアンのアナサジ族が築いた断崖をくりぬいた集落の遺跡が残る国立公園です。この公園は1906年に国立公園として制定され、1978年にユネスコの世界遺産に登録されました。公園の面積は約81.4平方マイル(211平方キロメートル)です。

イエローストーン国立公園
■自然遺産 / 1978年
イエローストーン国立公園は、1872年に世界初の国立公園として制定されました。広さは約3,468平方マイル(8,983平方キロメートル)にわたり、豊富な野生動物や多様な地質学的特徴を持つ自然保護区です。1978年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

グランド・キャニオン国立公園
■自然遺産 / 1979年
グランド・キャニオン国立公園は、アメリカ合衆国で最も有名な国立公園の一つで、その広大な峡谷の景観は世界中から観光客を惹きつけています。公園は1919年に国立公園として制定され、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。峡谷の長さは約277マイル(446km)、幅は最も広いところで18マイル(29km)、深さは最大で1マイル(1.6km)に及びます。

エヴァグレーズ国立公園
■自然遺産 / 1979年
エヴァグレーズ国立公園は、1979年にユネスコの世界自然遺産に登録された広大な湿原地帯です。公園の面積は約6,105平方キロメートルで、アメリカ合衆国南東部の生態系を保護する重要な役割を果たしています。公園内には多様な野生生物や植物が生息しており、特にアメリカワニやフロリダマナティーなどの希少種が見られます。

独立記念館
■文化遺産 / 1979年
独立記念館は、アメリカ合衆国の歴史において非常に重要な役割を果たした建物です。ここで1776年に独立宣言が採択され、1787年にはアメリカ合衆国憲法が制定されました。1979年にユネスコの世界遺産に登録され、アメリカの歴史的遺産として広く知られています。

クルアーニー/ランゲル-セント・イライアス/グレーシャー・ベイ/タッチェンシニー-アルセク
■自然遺産 / 1979年
この世界遺産は、1979年に登録され、1992年と1994年に拡大されました。この地域は、北米でも最大級の氷河地帯と高山地帯を含む自然保護区で、氷河の作用による地殻変動や地質活動が見られます。登録基準は、自然の美しさと多様性を保護するためです。

レッドウッド国立及び州立公園
■自然遺産 / 1980年
レッドウッド国立公園は、1968年に設立され、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。この公園は、カリフォルニア州のデルノルト・コースト州立公園、ジェデダイア・スミス州立公園、およびプレーリー・クリーク・レッドウッド州立公園を含む、合計約139,000エーカー(約560平方キロメートル)の広さを持ちます。公園内には、地球上で最も高く、最も古い木の一つであるセコイア(レッドウッド)の原生林が広がっています。

マンモス・ケーヴ国立公園
■自然遺産 / 1981年
マンモス・ケーヴ国立公園は、氷河期の終わりに生息していたマンモスなどの大型動物の化石が多く発見されることで有名な公園です。公園内には、約6000年前の氷河が削り取った美しいカルスト地形が広がっています。

オリンピック国立公園
■自然遺産 / 1981年
オリンピック国立公園は、1981年にユネスコの世界遺産に登録された自然遺産です。公園は3つの主要なエリアに分かれており、太平洋の海岸線、オリンピック山脈、そして温帯雨林が含まれています。公園の面積は約3,734平方キロメートルに及び、豊かな生態系と多様な地形が特徴です。

カホキア墳丘群州立史跡
■文化遺産 / 1982年
カホキア墳丘群は、ミシシッピ文化期(約800~1600年頃)に築かれた北アメリカ最大の先住民文明の遺跡です。12世紀から13世紀にかけて、カホキアは政治、宗教、経済の中心地として栄え、人口は1万人に達したと考えられています。1982年にユネスコの世界遺産に登録されました。

グレート・スモーキー山脈国立公園
■自然遺産 / 1983年
グレート・スモーキー山脈国立公園は、アパラチア山脈の一部を形成しており、1983年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。公園は約2,114平方キロメートルの広さを持ち、霧が立ち込める美しい山岳景観と豊かな生物多様性で知られています。

プエルト・リコのラ・フォルタレサとサン・ファン国定史跡
■文化遺産 / 1983年
ラ・フォルタレサとサン・ファン国定史跡は、プエルト・リコの首都サン・ファンに位置する歴史的な要塞と建造物群です。これらの建造物は、16世紀から17世紀にかけてスペイン人によって建設されました。1983年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

自由の女神像
■文化遺産 / 1984年
自由の女神像は、フランスからアメリカに贈られた象徴的な像で、自由と希望を象徴しています。1886年に完成し、その後、多くの人々に愛され続けています。

ヨセミテ国立公園
■自然遺産 / 1984年
ヨセミテ国立公園は、1890年に国立公園に指定され、1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。公園の面積は約3,081平方キロメートルで、シエラネバダ山脈の西側に広がっています。年間約430万人が訪れる人気の観光地で、そのほとんどがヨセミテ渓谷に集まります。

チャコ文化
■文化遺産 / 1987年
チャコ文化は、紀元前900年から1200年にかけて、現在のアメリカ南西部に存在した文化です。チャコ文化は、その独特な土器や建築、および複雑な社会構造で知られています。彼らは農業を基盤とし、トウモロコシや豆類を栽培していました。

ハワイ火山国立公園
■自然遺産 / 1987年
ハワイ火山国立公園は、133,200ヘクタールの広さを持つ国立公園で、マウナロアとキラウエアの二つの巨大な活火山を有しています。この公園は1987年にユネスコの世界遺産に登録され、自然遺産として保護されています。公園内では、火山活動による地形の変化を観察することができます。

シャーロットヴィルのモンティセロとヴァージニア大学
■文化遺産 / 1987年
シャーロットヴィルのモンティセロとヴァージニア大学は、アメリカ合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソンによって設立された歴史的な建造物です。モンティセロはジェファーソンの私邸であり、ヴァージニア大学は彼が設立した教育機関です。1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。

タオス・プエブロ
■文化遺産 / 1992年
タオス・プエブロは、約1000年以上続くプエブロ族の古代集落です。この集落は、赤褐色のアドビ煉瓦で作られた複数階建ての建物で構成されており、アメリカにおける最古の住居の一つとされています。1992年には世界遺産に登録されました。

カールズバッド洞窟群国立公園
■自然遺産 / 1995年
カールズバッド洞窟群国立公園は、ペルム紀の化石礁を含む洞窟群を保存するために設立されました。公園内には83の洞窟があり、その一つであるレチュギア・ケイブは全米最深で、長さは世界第5位の石灰岩の洞窟です。1995年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園
■自然遺産 / 1995年
ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園は、1932年に設立された世界初の国際平和公園で、1995年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。公園は約4,576平方キロメートルの広さを持ち、ロッキー山脈の中央部に位置し、氷河によって削られた地形や美しい湖、豊かな森林が広がっています。

パパハナウモクアケア
■複合遺産 / 2010年
パパハナウモクアケアは、ハワイの伝統的な農業システムである「アロパン」を代表する場所です。この地域は、ハワイの文化と歴史を象徴する重要な場所として、世界遺産に登録されています。

ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群
■文化遺産 / 2014年
ポヴァティ・ポイントは、紀元前1700年から紀元前1100年の間に狩猟採集民族によって建設された広大な遺跡です。ここには5つの土塁と半楕円形の広場があり、儀式の場として使用されていたと考えられています。この遺跡は、2014年に世界遺産に登録されました。

サン・アントニオ伝道施設群
■文化遺産 / 2015年
サン・アントニオ伝道施設群は、18世紀にスペイン人宣教師によって建設された5つのカトリック伝道所から成り立っています。これらの伝道所は、スペインと先住民コアウィルテカ人の文化が融合した建築史の遺構として評価され、2015年にユネスコの世界遺産に登録されました。

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