
パラグアイ共和国は南アメリカ中央部に位置する内陸国で、アルゼンチン、ブラジル、ボリビアに囲まれています。パラグアイ川が国内を縦断し、交通と経済の重要な役割を果たしています。
パラグアイ共和国の基本情報
- 首都: 首都はアスンシオンです。アスンシオンは国の政治、経済、文化の中心地で、歴史的建造物や公園が多くあります。
- 面積:パラグアイ共和国の面積は約406,752平方キロメートルです。
- 人口:推定約710万人が住んでいます(2025年時点)。
- 言語:公式言語はスペイン語とグアラニー語です。グアラニー語は多くの国民にとって母語であり、日常生活でも広く使われています。
- 通貨:通貨はパラグアイ・グアラニー(PYG)です。
- 歴史:パラグアイの歴史は、グアラニー族の文化から始まりました。16世紀にスペインの探検家が到達し、スペインの植民地となりました。1811年に独立を果たし、その後も内戦や独裁政権を経験しました。20世紀後半に民主化が進み、現在の政治体制が整いました。
- 自然:パラグアイは多様な自然環境を持ち、亜熱帯の森林、湿地、草原などが広がっています。特にチャコ地方は動植物の多様性が豊かです。
- 文化:パラグアイの文化は、スペイン、先住民グアラニー、そしてアフリカの影響を受けています。音楽やダンスが盛んで、特にハラナやポルカが有名です。また、手工芸品や伝統料理も豊かで、特にソパ・パラグアージャ(パラグアイ風コーンブレッド)やチパ(パン)が人気です。
パラグアイ共和国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:1 自然遺産:0 複合遺産:0

ラ・サンティシマ・トリニダード・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道施設群
■文化遺産 / 1993年
この伝道施設群は、17世紀から18世紀にかけてイエズス会によって設立されたもので、先住民のグアラニー族にキリスト教を布教するための小規模集落「レドゥクシオン」の一部です。1993年にユネスコの世界遺産に登録されました。