
スーダンは北東アフリカに位置し、エジプト、リビア、チャド、中央アフリカ共和国、南スーダン、エリトリア、エチオピアと国境を接しています。紅海にも面しています。
スーダン共和国の基本情報
- 首都: スーダンの首都は「ハルツーム」です。
- 面積:スーダンの総面積は約1,886,068平方キロメートルです。
- 人口:人口は約4,400万人(2023年推定)です。
- 言語:公用語はアラビア語と英語です。地域によっては、ヌビア語、ベジャ語、フール語などの現地の言語も話されています。
- 通貨:通貨はスーダン・ポンド(SDG)です。
- 歴史:スーダンの歴史は古く、ナパタ王国やメロエ王国などの古代文明が栄えました。19世紀にはオスマン帝国、エジプト、およびイギリスの影響を受け、1956年に独立しました。2011年には南スーダンが独立し、スーダンの領土が再編されました。
- 自然:スーダンは広大な砂漠地帯が広がり、ナイル川が国土を流れています。砂漠、サバンナ、山岳地帯など、多様な自然環境があります。特に、レッドシー沿岸地域は美しい珊瑚礁があり、観光地として人気です。
- 文化:スーダンの文化はアフリカとアラブの影響を受けており、多様な民族がそれぞれの伝統を持っています。音楽や舞踊、手工芸品、料理などで独自の文化が発展しています。特に、スーダンの音楽は伝統的なアラブ音楽とアフリカ音楽が融合した特徴があります。
スーダン共和国の世界遺産
世界遺産数:文化遺産:2 自然遺産:1 複合遺産:0

ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群
■文化遺産 / 2003年
ゲベル・バルカルは高さ98mの小山で、古代エジプト第18王朝のトトメス3世が紀元前15世紀にこの地まで遠征し、ナパタと呼ばれる都市を建設しました。ナパタ地域には、エジプト第25王朝を築いたクシュ王国の遺跡が点在しています。2003年に世界文化遺産に登録されました。

メロイ島の古代遺跡群
■文化遺産 / 2011年
メロイ島の古代遺跡群は、紀元前8世紀から紀元4世紀にかけてクシュ王国の中心地として栄えた場所です。この地域には、ピラミッド、寺院、住居、大規模な水利施設などが点在しており、古代エジプトとクシュ王国の文化交流の証拠が見られます。2011年に世界文化遺産に登録されました。

サンガニブ海洋国立公園とドングナブ湾?ムカクル島海洋国立公園
■自然遺産 / 2016年
サンガニブ海洋国立公園とドングナブ湾−ムカクル島海洋国立公園は、紅海唯一の環礁と紅海最大級の湾を含む2つの海洋保護区です。これらの地域は、豊かな生態系と自然美が評価され、2016年に世界自然遺産に登録されました。