トーゴ共和国

トーゴ共和国(République Togolaise)は、西アフリカに位置する国で、東はベナン、西はガーナ、北はブルキナファソ、南はギニア湾に面しています。

トーゴ共和国の基本情報

  • 首都: ロメ(Lomé)はトーゴの首都で、同国最大の都市です。ギニア湾沿岸に位置し、重要な商業・港湾都市です。
  • 面積:トーゴの総面積は約56,785平方キロメートルで、日本の約0.15倍の広さです。
  • 人口:人口は約820万人(2021年推定)です。ロメやその他の主要都市に多くの人が住んでいます。
  • 言語:公用語はフランス語です。エウェ語やカビイェ語など、多くの地方言語も話されています。
  • 通貨:西アフリカCFAフラン (XOF) が使用されています。
  • 歴史:トーゴの歴史は古代からさまざまな民族が住んでいた地域です。19世紀にはドイツの保護領となり、第一次世界大戦後にフランスとイギリスに分割されました。フランス領トーゴは1956年に自治権を得て、1960年に完全独立を果たしました。独立後も政治的な不安定さが続き、軍事政権やクーデターが繰り返されましたが、現在は民主化が進んでいます。
  • 自然:トーゴは多様な自然環境を持ち、熱帯雨林、サバンナ、高原、海岸線などが広がります。国立公園や保護区もあり、野生動物や珍しい植物が見られます。特にカラ山脈やトーゴ高原は美しい景観を楽しむことができます。
  • 文化:トーゴの文化は、多様な民族が共存しているため、豊かな伝統や風習があります。伝統的な音楽、ダンス、工芸品が盛んで、特にエウェ族やカビイェ族の文化が大きな影響を持っています。また、宗教も多様で、キリスト教、イスラム教、アニミズムが信仰されています。

トーゴ共和国の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:1 自然遺産:0 複合遺産:0

クタマク、バタマリバ人の土地
■文化遺産 / 2004年
クタマクは、16世紀頃に少数民族バタマリバ人によって形成された集落で、2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。泥で築かれた塔のような形状の「タキエンタ」と呼ばれる邸宅が特徴で、バタマリバ人の伝統的な生活様式と文化的景観が評価されています。

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