
ブルキナファソ(Burkina Faso)は、西アフリカに位置する内陸国です。北はマリ、東はニジェール、南はベナンとトーゴ、西はガーナとコートジボワールに接しています。
ブルキナファソの基本情報
- 首都: ワガドゥグ(Ouagadougou)はブルキナファソの首都で、同国最大の都市です。政治、経済、文化の中心地として重要な役割を果たしています。
- 面積:ブルキナファソの総面積は約274,200平方キロメートルで、これはニュージーランドの約1.0倍の広さです。
- 人口:人口は約2,200万人(2021年推定)で、主な民族グループにはモッセ族、フラニ族、グルマ族などが含まれます。
- 言語:公用語はフランス語です。その他にも、モッセ語、フラニ語、ジュラ語などの地方言語が話されています。
- 通貨:西アフリカCFAフラン (XOF) が使用されています。
- 歴史:ブルキナファソの歴史は古く、サヘル地域の一部として交易や文化の交差点として重要な役割を果たしました。1896年にフランスの植民地となり、1960年に独立を果たしました。独立後、オートボルタという名前でしたが、1984年に現在のブルキナファソに改名しました。政治的には不安定な時期もありましたが、近年では民主化が進んでいます。
- 自然:ブルキナファソはサヘル地帯に位置しており、主にサバンナとステップの風景が広がります。国立公園や保護区もいくつかあり、野生動物や珍しい植物が見られます。特にアルリ国立公園やサンガ・フェルスト国立公園が有名です。
- 文化:ブルキナファソの文化は多様で、多くの民族が共存しています。伝統的な音楽、ダンス、工芸品が盛んであり、特にモシ族の文化が大きな影響を持っています。また、ブルキナファソはアフリカ映画の中心地としても知られており、毎年開催されるワガドゥグー・パンアフリカ映画祭(FESPACO)は国際的に有名です。宗教も多様で、イスラム教、キリスト教、アニミズムが信仰されています。
ブルキナファソの世界遺産
世界遺産数:文化遺産:1 自然遺産:1 複合遺産:0

W-アーリー-ペンジャリ保護地域群
■自然遺産 / 1996年
W-アーリー-ペンジャリ保護地域群は、1996年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。この保護区は、西アフリカ最大のゾウの生息地として知られ、その他にも多くの絶滅危惧種が生息しています。2017年には、ベナンとブルキナファソのエリアも含めて拡大登録されました。

ロロペニの遺跡
■文化遺産 / 2009年
ロロペニの遺跡は、2009年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この遺跡は、少なくとも11世紀に遡るとされ、14〜17世紀にかけて金の抽出と精錬で栄えた都市の跡です。遺跡は高さ最大6mのラテライト石で築かれた壁で囲まれた10の砦から成り立っています。