モーリタニア・イスラム共和国

モーリタニア・イスラム共和国(Islamic Republic of Mauritania)は、西アフリカに位置する国です。北西は西サハラ、北東はアルジェリア、東と南はマリ、南西はセネガルと国境を接し、西は大西洋に面しています。

モーリタニア・イスラム共和国の基本情報

  • 首都: ヌアクショット(Nouakchott)はモーリタニアの首都で、同国最大の都市です。
  • 面積:モーリタニアの総面積は約1,030,700平方キロメートルで、日本の約2.7倍の広さです。
  • 人口:人口は約465万人(2020年推定)です。
  • 言語:公用語はアラビア語です。その他にも、プラール語、ソニンケ語、ウォロフ語が国語として認められています。実務言語としてフランス語も広く使用されています。
  • 通貨:ウギア (MRU) が使用されています。
  • 歴史:モーリタニアの歴史は古代から続いており、8世紀頃からガーナ王国が繁栄しました。19世紀末にはフランスの植民地となり、1960年に独立を果たしました。独立後は政治的な不安定さが続きましたが、近年では民主化が進んでいます。
  • 自然:モーリタニアは広大な砂漠地帯で知られており、国土の大部分がサハラ砂漠に覆われています。特にシンゲッティやウアダンなどの古代の隊商都市は、ユネスコの世界遺産に登録されています。
  • 文化:モーリタニアの文化は多様で、アラブ系とアフリカ系の文化が交差しています。伝統的な音楽、ダンス、工芸品が盛んであり、特にイスラム教が主要な宗教として信仰されています。

モーリタニア・イスラム共和国の世界遺産

世界遺産数:文化遺産:1 自然遺産:1 複合遺産:0

バンダルギン国立公園
■自然遺産 / 1989年
バンダルギン国立公園は、1989年にユネスコの世界遺産に登録されました。この公園は、暖流と寒流が交わる場所に位置し、豊かな海洋生態系を持っています。特に渡り鳥の越冬地として知られ、約700万羽の渡り鳥が訪れます。また、絶滅危惧種のチチュウカイモンクアザラシやウミガメの生息地でもあります。

ウワダン、シンゲッティ、ティシット及びウワラタの古い集落
■文化遺産 / 1996年
これらの集落は、11世紀から12世紀にかけてサハラ砂漠を横断する交易ルートの要所として建設されました。12世紀から16世紀にかけて繁栄し、イスラム文化とサハラ交易の歴史を物語る重要な遺産です。1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。

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